今朝の日経新聞に、明治安田生命の営業職
の給与体系見直しの記事が掲載されていました。
それによると、これまでの営業成績に基づく歩合給から
固定給部分を引き上げ、給与を安定的にするというもの。
これにより優秀な人材を定着させ、人材の質を高めるのが
狙いだそうです。
保険会社の一連の不払いの問題では、行過ぎた成果主義
により、営業成績だけが重視される一方、法令遵守、顧客
対応などが軽視された。同時に、人材が定着しないため、
十分な育成が行なえず、社員の質が落ちたことに、原因が
あるようです。
会社利益を優先するあまり、実は一番重要である人材の
育成を怠っていたことは、真摯に反省すべきでしょう。
労働力人口が減少していくこの先、長期的な人材育成が
企業の生命線となりそうです。