映画ブログではありますが、大変に映像が浮かんできそうな香港ポップスを紹介します。

ハッケン・リーというのは、日本ではまだあまり知られていないと思いますが、実力派のお一人です。

といっても私も実はハッケン・リーを聴くのははじめてなのです。このアルバムが香港のいろいろな街の情景をうたった連作のような作品だと聴いたので、香港に旅行にいったお友だちに頼んで買ってきてもらいました。


いや~、香港ポップスなんですが、いかにも香港テイストなメロディ・ラインなんですが、ハープとバンドネオンの味付けで不思議なできあがりです。

とにかくハッケン・リーのソフトボイスがものすごく生きる選曲で、しかも歌詞がすごくいい! 中文がいい加減にしか分からないので翻訳はできないんですが、なんというか、香港の町々の情景が浮かんでくるようなそんな作品です。


2006年といいますから、昨年でたばかりですね。それにしても、CDと同じだけ、いや、それ以上を収録したDVDがおまけについていて、ジェイ・チョウの影響かしら? まだDVDのほうを見れてないんですが、二倍楽しめる作りです。


あと、収録はソウルのコンサート・ホールって書いてあるんですよ。でも、コンサートではなく、コンサート・ホールを使ったスタジオ録音(?)みたいな感じです。たぶん、コンサート・ホールの反響をうまく使っているんでしょうね。バックにオケもはいっているし。

バンドネオンのはいったラテンな味付けの楽曲が面白いです。

そして、ハープの伴奏で囁くようなハッケン・リーの、こう、綿あめのようなソフトで甘い声を堪能してください。