最近近くに住んでいる友人から、「生前戒名を貰おうと思っているが、相談に乗ってください」との依頼があり、少し話をしました。ご承知だと思いますが、戒名には格式が異なる戒名があります。例えば、「信士・信女、居士・大姉、院号」があります。友人の話しでは、菩提寺の和尚さんの話として、「生前戒名は葬儀の時に頂く戒名より、価格が安い」との事です。例えば、信士では「葬儀の時では30万ですが、生前だと20万」になるそうです。その理由は不明です。友人の相談は、「最も安い信士にしたいけど、問題はないでしょうか」というものでした。皆さんはどう思われますか?居士や院号といった、より格式が高いとされる戒名は「篤く三宝に帰依し、特に寺院や社会に貢献があった人達に贈られる「おくりな」とされています。

 

人間社会のあらゆる事、例えば「名称、しきたり、作法、格式、神様や仏様と言った名称、個別の仏様や神様の名称、など」は、全て人間が勝手につけた・作ったものです。神様や仏様が作ったものではなく、神様や仏様は人間がつけた名称などを追認しており、特に意義は唱えられません。例えば、神社の参拝の場合の「2礼2拍手1礼」なども人間が勝手に作ったものであり、神様は特に人間が作った参拝方法にこだわってはいません。外国の神様はそんな参拝の仕方はご存じありません。戒名の格式も同じであり、勝手に人間が(多分僧侶が)作ったものであり、あの世を管理されている仏様には全く関係のない事なのです。仏様にとって最も大事な事は、「個々の人間の魂の浄化レベル」なのです。私達は、浄化レベルに応じて、あの世での待遇が(行くべき階級・階層が)決められるのです。そこでは、戒名の格式などは全く関係のない事なのです。格式は、(生前戒名なら)自己満足の為であり、また、僧侶がお金を得る為の手段として作られたものと言えます。

 

 

宇宙の全ての存在は、「宇宙の根源体(宇宙大生命)から生み出されたもの」であり、ご神仏も宇宙大生命から派生した存在です。ご神仏は大変強い光のエネルギー体であり、「極めて高い波動、パワー」を有しています。宇宙大生命は、密教のご本尊の大日如来様の事であり、仏様の代表です。勿論、諸仏と異なる異次元の超巨大な仏様です。なにしろ「宇宙本体」なのですから。

 

 

では、仏様の役割とは何でしょうか。何の為に、仏様は存在しているのでしょうか。とても大事な事ですが、そうした事を考える人はあまりいないのではないでしょうか。仏様の役割は、「宇宙の正常な運行を保つ事」、「(人間で考えれば)地球の正常な運行を保つ事」、「善の世界を保つ事」と言えます。宇宙の正常な運行を保つ為に、「人間は、役割や目的を与えられ、生かされている、管理されている事」と言えます。

 

 

その為に、「仏様は、この世とあの世(宇宙)を管理」されており、(神様は、この世を管理されてい)ます。地球に住む人間は、「人間と仏様の中間の存在」です。人間の究極的な目的は、「(神や)仏様になる事」です。人間が人間であるうちは、「仏様は人間の管理者であり、サポーターである」と言えます。

 

 

人間は、地球上で最も仏様に近い存在として創られており、宇宙大生命は「人間に、(ご神仏のサポートを受けて)、地球の運行を正常に保つ役割」を与えられ、「魂を磨き地球を楽園にし、終には仏になり宇宙の管理者になる目的」を与えているのです。(ご神仏のサポートを受けているのは、人間だけではなく、地球の万物ですが)。

 

 

ですから、人間は「人間社会だけを考えていればいいのではなく、地球並びに地球上の万物(生物)を正常に保つ役割を持っている」という事を、世界の全ての人が知り、その為の活動をしなければいけないのです。

 

 

 仏様の役割をもう少し具体的にお話すれば、「①宇宙の管理、②この世の管理(地球の管理)、③あの世の管理、④魔との闘い、⑤神様の管理、⑥願いを聞き届けてくれる、など」と言えます。「宇宙の管理」とは、宇宙の正常な運行を保つことです。「この世の管理(地球の管理)」とは、地球の運行を正常に保つことですが、人間に関して言えば、「地球の万物、特に、人間を頂点とした生物や自然界を守ること」です。地球上の生物(動物、植物、魚類など)が、生きていけるのは「仏様が、生命エネルギーを与えてくれたり、治癒力を与えてくれたり、自然環境を守ってくれたり、などの生きていける為の、諸条件を整えてくれているからなのです。

 

 

仏様の役割(お働き)の中に、「全生物に生命エネルギーや治癒力を与える」という事もあります。仏様の治癒力を利用して様々な難病を治療する方法に、「お加持」という方法があります。お加持には、大きく分けて3種類のお加持の方法があります。お加持には、クライアントと対面で行う「対面加持」と遠隔で行う「遠隔加持」があります。お加持につきましては、既に詳細を投稿させて頂きました。