既に投稿しましたように、宇宙を作っている大元である「宇宙大生命」は直径が10万光年以上の途方もない大きさの仏様です。宇宙大生命(=大日如来様)の大きさを知っている人はどなたもいません。途方もない大きさの頭脳と言ってもいいかもわかりません。ですので、無限大の大きさの宇宙を管理し、完璧に運行されているのです。

 

宇宙大生命の智慧を人間に例えるなら、人間の知恵は鳥類以下とも申し上げました。また、人間は無限大の宇宙では無きに等しい存在であるとも申しました。しかるに、人間は「最も知恵ある存在と考え、宇宙さえをも自由にできる」と考えています。まっとうな世界を作る事さえできないのにです。人間は、「知恵ある側面と愚かな側面、正(良い)の側面と負(悪い)の側面、など」の様々な側面を持っており、考える葦ではありませんが、極めて弱い複雑な動物です。例えば、仏様を人間とすれば、人間はアリのような感じです。人間の最大の問題は2つあります。一つは、「人生の目的(何の為に生きているか)を知らない事」です。もう一つは、「宇宙の一員として、まっとうな生き方をし、課された役割を果たさなければいけない」という事を知らない事です。

 

 

田内秀導住職の悠照寺は、世襲制ではなく一代限りのお寺です。ですので、田内住職は後継者を捜す必要があります。しかし、悠照寺の住職には「優れた霊能力」が求められますので、後継者を見つける事は大変難しいと言えます。勿論、正しい心、優れた人間性が必要です。そんな状況の中で、田内住職が後継者の候補の一人として考えていた高校生、渡辺稜馬君がいました。稜馬君は、頻繁に悠照寺に来て住職と一緒にお経を読んだりしていました。勿論、一定の霊能力も有していました。

 

 

しかし、ある日突然、稜馬君がトラックにはねられ「死の寸前の状態」になりました。田内住職は、最も仏様に近い人間であり、仏様の代理としての役割をしていますので、絶えず悪魔の攻撃にさらされています。しかし、田内住職は強い法力を持っていますので、普通の悪魔は攻撃する事は出来ません。ですので、悪魔は田内住職を困らす為に稜馬君を狙ったのです。悪魔はトラックを操作し、稜馬君にぶつけたのです。稜馬君は、一命はとりとめましたが、頭蓋骨が陥没し意識不明となりました。

 

 

私はこの話を田内住職からお聞きし、「稜馬君が早く良くなるように毎日祈る事」にしました。出来るだけ多くの人の祈りが、病状を改善させる事が分かっていたからです。勿論、田内住職は、薬師如来様に「稜馬君の命を助けてくれるように」お願いしました。病状は、「脳内出血があり、脳が腫れているので頭の骨を少し外しています。呼吸を司る機能が損なわれており、喉に穴をあけ、空気を供給しています。まだ、意識はありません。瞳孔が開き放しとなっていたが、閉じるようになりました」。

 

 

田内住職は薬師如来様に「正常に呼吸できるような体にしてくれるようにお願いし、了解して頂きました」。それにより、「自力で呼吸が出来るようになったのです」。

 

 

田内住職より「お母さんからビデオを送って頂いたが、目はしっかりしており、反応しているので、話している事が分かっている(霊魂で考えている事は、しゃべれなくても、目に現れますので、それでわかります)。まだ、意識は戻っていないし、しゃべれないが、語り掛けると目で追っている。髄膜炎になっている===。脳の炎症はとれた。病院は(田内住職が)結界している」との連絡がありました。

 

 

小坂も祈願しているが、結果が出るまでに2ケ月以上かかると思う。田内住職よりの連絡、「無意識状態でリハビリを始めた。体を起こした時に、目を開けた。魂と肉体が一致すれば意識が戻る(一致していないと、霊魂の働きが脳に伝わらない為無意識となる)。仏様は『命は助ける』と言っている。目があいたが、斜視である。髄膜炎で膿が溜まるので、抗生物質を投与している。幽体と肉体が一致すると、体力が上がり、治癒力が高まる。髄膜炎の治療のために、大変強い抗生物質を服用していたため、腸内細菌が死滅し感染症になっている。髄膜の炎症が治ってきている。頭蓋骨を外している。手術をする予定。膿が出なくなった。髄膜の炎症が無くなった。頭蓋骨を元に戻す予定。目を数回あけるが、無意識である」。

 

 

こうした、経過を1年以上経て、稜馬君は最終的に亡くなります。その一番の原因は、「病院は、稜馬君が無意識状態のままリハビリ病棟に稜馬君を移しましたが、その時に稜馬君の高熱を下げる為に体を冷やさなければならなかったのに、体を冷やさなかった」からです。また、稜馬君があまりに長い期間の苦しい闘病生活を断念した事にもよります(亡くなった稜馬君に確認した話です)。

 

 

ここで、申し上げたかった事は、「普通なら早期に死んでいる筈の稜馬君が、何ケ月も生き続けた事」です。稜馬君が命を永らえたのは、「仏様のお力と関係者の祈念」によるという事です。同じことをすれば、奇跡的な事が起こるという事を知って頂きたいのです。また、悪魔は絶えず私達を狙っており、最悪人を殺すこともあるという事も知って頂きたい事です。殆どの人が、悪魔から何等かの影響を受けていると言えます。