世界最大の宗教は、「キリスト教であり、世界の約32%位の人が信仰」しています。世界の約25億人位の人が信仰している事になります。凄いですね。何故これほどキリスト教の信者が多いのでしょうか。私は、「イエス・キリスト様が神様としての能力を示された事と人間を創造時の状態(神のような状態)に戻す事が目的の宗教である」という事だと思っています。しかし、キリスト教(ほかの大きな宗教も同じ)については、殆どの人が知らなことが幾つかあります。その一つは、「イエス・キリスト様は神様と言われているが、どんな神様なのか」という事です。二つ目の疑問は、「キリスト教には、イエス・キリスト様(とマリア様)だけが関係しているのか」という事です。三つ目の疑問は、「教会は、多くの国に沢山の教会があるが、イエス・キリスト様達はどのようにして教会を管理されているか」という事です。(次回の投稿に続く)

 

 

浅野妙恵さん(1912~1996年)は、「奈良朝時代の宇佐八幡(全国に約4・4万ある八幡宮の総本社)の禰宜(ねぎ)尼(宮司の下の神職)の生まれ変わり」でした。その前世のせいで、19才の頃、突然不思議な霊体験(ご神仏を感じる事)を受け(過去世で習得した技術、知識は発現しやすいのです。浅野さんは神への祈りをされていたものと思います)、以来、弘法大師の霊示(お告げ)に導かれて修行を積み重ね、数多くの人を助けられました。

 

 

21才の時に弘法大師様より、「仙人の霊と烏の霊と一緒に旅に出よ」とのお告げを受けます。そして、京都や金沢や長野の善光寺などと、お告げのままに旅を続け、東京に行き「代々木の初台に行け」とのお告げを受け訪れた先が「油井真砂禅尼(1887~1959年)のお宅」でした。

 

 

油井さんは、大正から昭和にかけて活躍された「最も偉大な僧侶、大霊能者、(医者)」と言える方です。多くの政治家や財界人や知識人が教えを請うた人でした。その凄さの一例を上げると、「海の上に平気で座っていられる能力を持ち、全く知らない難しいお経を請われるままに即興でサンスクリット語(インドの古い言葉)で読んだり、仏様と自在にお話ししたり」出来た人でした。

 

 

油井さんは、後で訪ねてきた浅野さんのお父さんに、「この人には本当にお大師様の背後霊(守護仏)が憑いています。それもまだ粘土のような状態であればなんとか出来るかもしれませんが、もう茶碗のようにしっかり固まっていますから、無理矢理に親の思うようにもっていこうとすれば、壊れてしまいますよ。このまま放っておいて、自分の好きなようにさせるしかありません」とお話ししました。(背後霊は、その人の周りで見守っているものと思っていましたが、浅野さんの場合は身体にこびりついており、大変珍しいケースです)

 

 

お父さんが「それではどうしたらよいのでしょう」と尋ねると、油井先生は「背後霊が仏様だけだったら私の手元に置いて、弟子として行をするのが良いのでしょうが、この人には神様の背後霊も憑いています。ですから私にもどうすることも出来ません。お告げに従って道をすすむよりほかしようがありませんね」とお話しされました。

 

 

浅野さんには生涯、弘法大師様の背後霊(守護仏)と神様の背後霊(守護神)が憑いていました。浅野さんは、主体は弘法大師様のお告げで様々な難題を解決されましたが、依頼者の内容や背景によっては、弘法大師様以外の仏様や神様が出てこられ、問題を解決されています。例えば、問題解決の依頼者が特定のご神仏を深く信仰している場合には、そのご神仏が現れ、「お告げ」があり、依頼者の諸問題を解決されるのです。

 

 

浅野さんは、「こと霊界の関しましては、今の日本では自分がおそらく一番知っているのではないかと思っています。それは拝めばいつでも霊界に入らせて頂くことが出来、霊界の内情をつぶさに拝見させて頂けるからです」と言っていました。浅野さんの言われている霊界とは、「神様と仏様が、共に存在する世界」という事ですが、そういう確立された世界はないと思います。