出生前診断の日 | 卵巣嚢腫後の出産や中期中絶

卵巣嚢腫後の出産や中期中絶

旧「キューピー腹が巨大卵巣腫瘍の塊だった」

現「卵巣嚢腫後の出産や中期中絶」
流産を経て長男出産。3歳児育児中。2024年に次男を妊娠しましたが、出生前診断で21トリソミーが発覚。中期中絶でお別れとなりました。苦しい苦しい選択でした。その記録を残します。

出生前診断の日

私はとてとそわそわしていた





仕事は在宅で事務をしていたため

自転車で保育園の送迎をしたり、週末に家族でお出かけする程度しか外に出ない

1人で電車に乗るなんて

とても久しぶりのように感じた




どきどきと赤ちゃんに会えるわくわく

精密エコーが楽しみだった







初めて降り立つ駅のため

時間に余裕を持って出発


電車に乗っているとクリニックから着信


わたし、予約時間間違えた!?


と焦る




乗り換えのホームで折り返すと

「少し早く来れませんか?」と

この時点で予約時間の1時間前




「20分ほど早く着きますよ」

とお伝えすると

感謝された





こんな経験は初めて…

ましてや自由診療の予約なのに



クリニックへの不安が僅かに募る









クリニックに着いて受付をすると

すぐ後ろに医師が構えており

「わたあめさん、こちらへ」

とすぐに案内された




(トイレ行きたいな、、、)

と思ったが、言い出す隙も無かった


  


医師は挨拶も説明も無しに

ベッドへ横になるよう促した

そして足早に初期精密エコーが始まった







赤ちゃんは元気に動いていた

エコーは説明もなくどんどん進む



染色体異常のエコー初見で有名なNTは

「全く問題ないですね」

さらりと通り過ぎた



何ミリか聞くと、

0.何ミリの世界なので全く問題ないと測られなかった




性別を知りたいか問われて

迷わず 知りたい!!と答える








男児です。








あっさり言われたびっくり







上の子が男の子なので、女の子だと嬉しいな、けどどちらも嬉しいなと思っていたので

おーーそうかーー!賑やかになるぞ〜と

密かに心が躍りました









けれど

赤ちゃんの心臓へエコーが当てられると

医師の手が止まる



なにやらじっくり心臓を観察




医師がごにょごにょ独り言のように呟くが

ほとんど聞こえない










「三尖弁の逆流がありますねそれ以外は問題ありません。こちらでお話しします。」









え!?と思ったが 


三尖弁の逆流は問題ないことが多い、

いずれ治るという知識がなんとなくあったため

そこまで動揺しなかった










それにしても、エコーの短さにがっかり

FMFに基づくとHPに記載があったから

時間をかけて見てくれるものだと思っていたが

ものの5分で終了









「三尖弁の逆流あるけど、だいたい問題なく治ります。中期も精密エコーをみてもらうといいでしょう。ただ、念のためNIPTするといいです」


私「NIPTお願いします。三尖弁逆流は染色体異常の可能性が高いですか?」


「何も問題ない場合が多い。1割くらいが染色体異常。」




診察はあっさり終わった

別室へ移動しNIPTの採血を受ける



結果は約2週間後

問題なければメールで結果をpdf

陽性なら電話しますとのこと

お会計は10万円を指定口座へ振込してと







クリニック滞在時間僅か20分ほど

あっという間に終了した




男の子と分かってそわそわ

三尖弁の逆流が心配

クリニックの対応にもやもや


いろんな感情が入り混じっていた




けどまさかNIPTが陽性になるとは

思いもしなかった











夫へ早く性別を知らせたいと

コンビニでおにぎりを買い

即席でジェンダーリビールをすることに









夫は女の子と思っていたようで

2人目も男の子であることに驚いていたが

男兄弟いいね、楽しみだねと話した




本当に心から楽しみだった

上の子と仲良くしてくれたらいいな

いろんな場所へ連れていきたいな

いろいろな妄想が広がった


2人の男の子ママ、

体力つけて頑張るぞおおと。







久しぶりの電車での外出だったからか

採血をしたからか

この日は疲れ果てて身体が重く

上の子の対応もそこそこに

すぐに眠りにつきました