このブログでは、学校生活を記していくことにしていますが、「主として」というタイトルにも助けられて、学校が休みの日などはその他の話題で補うことにします。それにしても連日投稿は厳しいのですが・・。


さて、断りを入れたので早速その他の話題です。久しぶりにコンサートへ行ってきました。昨年12月の「クリスマスオルガンコンサート」以来、2ヶ月振りですね。会場は例によって「札幌コンサートホールKitara」、今日は小ホールでの公演、こぢんまりとしており落ち着いた雰囲気を醸し出しています。


ミクローシュ・ペレーニ チェロリサイタル です。クラシック界では言わずとしれた名チェリストで、自分の母親は彼の大ファン。今年はリスト音楽院セミナーの講師として来日しているので、自分もせっかくだから足を運んでみることにしました。


チェロに詳しくないゆえ、細かいレヴューは控えますが、旋律が確かで自信たっぷりの演奏でした。上手、この一言に尽きますね。音を自在に操れる、というか、初めからどんな音が出るのかがわかっているようだと感じました。もちろんそれは単純な音階ではなく、音の濃淡や長さなどの要素です。洗練された音と言うよりは、すでに完成している音を外に出しているように思いました。


そして、終演後はサイン会です。CDを買った人には、ということなので母にも勧められ一枚購入。順番待ちの列で、どこにサインしてもらおうかと考えていたとき、ひたすらペンを走らせるペレーニに目を向ければ、その真面目な応対から、本当にこの人は穏やかな人だなぁと感じました。コンサート中、確かな演奏を披露しても決して気取らず、むしろ恥ずかしそうにお辞儀をするのを見て、彼の人間性に感激しました。真の芸術を受け継いでいる人間の一人なんだな、芸術を商業と切り離して考えられる人だな、そんな思いが出てきました。


サインはCDの背表紙といえばいいのでしょうか、ケース内部の紙に書いてもらいました。そしてプログラムにも。ペレーニはハンガリーの人だからハンガリー語、名前を書くときは日本と同じように姓名の順です。少し親近感がわきました。忘れずに握手もしました。ペレーニの手には優しくすてきなぬくもりがありました。


・・また新たな一週間が始まります。今週からは長期の休みを利用してアルバイトを始めようと思います。少しでも大学の学費を稼いでおくため、貴重な時間を有意義なものにしたいと思っています。