最近、
空気抵抗に抗いたくてエアロ熱が加速してます💨
そのせいでフロントフォークに穴を穿ちました
とまあ途中経過の記事ですが、
他にも
空気抵抗に抗うためにやることがあるんです!
本題に入る前に
空気抵抗を減らすとは何か
再確認します。
専門的な知識を無視して
普通生活のレベルで
空気抵抗を考えてみます。
前から迫ってくる空気に
真正面からぶつかる面積
(前方投影面積)を減らせば、
抵抗が減るような気がします。
間違いではありません。
ですが、前方投影面積を減らすことは、
空気抵抗の本質のほんの一部です。
では、大部分の本質は?
気流の境界層剥離です。
詳しく説明すると
長いので割愛します。
省略すると
物体から空気が剥がれると、
速度を減らす空気抵抗になります。
物体表面の凸凹が乱流を発生させて、
流速を一定にする。
一定になった気流は
空気の剥がれる層を
後方にズらしていくので、
空気抵抗が減る。
結論は、
めちゃくちゃ省略していうと、
物体に凸凹があると空気抵抗が減る。
(ゴルフボールと同じような意味)
そういうわけなので、
ロードバイクの表面を凸凹にする話です!
凸凹の種類ですが、
後から凹凹を作るのは直感的にも常識的にも困難ですよね。
ドリルで1つずつ凹を作っていくなんて..... フレームが割れそう....
じゃあ逆に凸凸を作るのは?
何かを盛ってできそうじゃないですか?
凹凹を穿つより出来そうですよね。
塗ったり、貼ったりしても出来そうですし。
ところで、最近今までのフレームカラーが安っぽく感じていて、ポップなイメージから心機一転フレームの色を変えてクールで速そうな雰囲気に変えたいと思っていました。
ロングライドもヒルクライムもこれ1台なので、
満足行くカラーを実現したいです
じゃあもう決まりでしょ!
ってことで、
塗装で凸凸を作ってみることにします!
自転車全塗装ってことです。
では、凸凹のキモにこれ。
チッピング塗料
吹き付けて
ザラザラボツボツを作り出す塗料です。
チッピング塗装は自動車のバンパーなどの塗装では最近流行っていますね。F1ではマット塗装が速いらしいですし、ベンツやBMWでは標準カラーにマットブラックがありますよね。自動車界では普通のことかもしれませんね。
塗装施工箇所を考えます。
境界層剥離の現象を鑑みれば、車体後方が基本です。
ロードバイクは各パイプに前と後があるので、
各パイプの後ろは凸凸施工箇所の候補としました。
上下に面を持つパイプはチッピングしません。