愛についての今・2いつも隣にいるあの人は私ではない同じものを見て、同じものを食べて別のことを思う隣にいるあの人の言動は私の世界の奥行きを増し広げてくれるけれど隣にいるあの人の世界を私は見ることができないし同化することもないでも、だから、私はあの人の世界に寄り添い私の世界を安心して生きてゆけるふたりだけの世界と世界の心地よい間(はざま)でちゃんと息ができている