今のところ私にとって死とは近くて遠い存在。
だけど、出来ることとかやりたいと思ったことは思ったときにしようと試みている。
そこに緊迫感はないにしろ。

生き方について考えることはあっても、死に方について考えたことはあまりない。(延命治療はしてほしくないとかそういうことは考えたことがあるけれど。)
死は自ら選ぶものではなく勝手にやってくるものだと思っていたから。
それはある意味、死は老いとともに訪れるという感覚であり、
また、命を自ら終わらせたいと思うほど生きることへの苦痛を抱いたことがないからだと思う。


「Me Before You   きみと選んだ明日」
もし、愛する人が事故で突然体の自由をすべて奪われ、日々体の痛みや感染症の恐怖と戦わなければならなくなったら・・・

自ら命を終わらせたいと言ったら・・・

私はどうするだろう。
私には計り知れない苦悩や苦痛や不自由さを抱えた人に、それでも生きることはこんなにも素晴らしい、だから生きてほしいと言えるだろうか。
こういうことを考えただけで、苦しくて、つらくて目を背けてしまう。考えたくない。
考えたくないことだけど、自分自身に問いかけるこの時間も私にとっては貴重な時間に思う。

ふと、よくわからないけど
自由って答えがないことなのではないかと思った。