個人投資家にとって要因分析は大事だけど 相関関係を基に感覚的に行動していくことも重要ではないか?
先日の日経平均株価が歴史的な暴落で
膨張していた円キャリートレードの巻き戻しが今回の暴落の要因の
ひとつ(主要因)という解釈があります
株価暴落はなぜ?その時ニューヨーク証券取引所では何が?キャリートレードの実態 NY駐在記者が深掘り解説 | NHK | マーケットコラム
他方、
その説には違和感があり
米国株の調整と過度な円安の解消という2つの事象が
偶発的に同時に起こったという考えを持たれている
専門家の方もいらっしゃいました
個人投資家は
経済学者でも
金融専門家でもないので
因果関係の理解(要因分析)はおおよその表層的なところまで
理解しておけば十分だと思っています
(1ドル160円だと理屈にあわないほどの円安水準だなぁとは感じていましたが)
因果関係を理解した上で
将来を予測し
行動していくことは
非常に有用と思いますが
世の中(株価や為替含め)が複雑なメカニズムで
ランダムに動くことを考えると
要因分析しても結局は後講釈になってしまいますね
そうであるならば
相関関係である事象とその前提を覚え
その事象間で納得感のある背景説明が
見いだせれば
因果関係(の細部)は忘れて
相関関係に基づいて
感覚的に行動していくことが大事ではないか
と思います
(仮に見せかけの相関関係であったとしても
見えない因果がつながっていることも
ありますので)
それにしても、
上記の2つ目の記事を非常に興味深く読みました
いざなみ景気時と貿易収支の状況が異なっていることから
円は当時と別の通貨になっているという点
自分にとっては新鮮でした
(そういう見方があるのかと)
今年もあと5か月切りました
7月上旬と比べて運用益が900万円ほどマイナスに
なってしまいましたので
年末までになんとか戻したものです
(投資は自己責任、自己判断でお願いします)