2回目ね。

 

 今回は、演奏に関連したコントロール群。

 

 これは、各パートの右側に配置されています。

 

一番、右側の

  • PLAY
  • ARP
  • MOD
これで、コントロールする対象を選ぶ。
 
画像ではPLAYが選ばれているので、基本的な演奏パラメータを設定します。
左から、
 
TR/FINE
 
これは、トランスポーズとファインチューニングですよ。
上段がトランスポーズで半音単位、下段がファインでセント単位。
 
次、
 
HI/LO KEY
 
これはキーボードの範囲ね。
例えばメロトロンなんて25鍵だから、そのように設定したり、
ストリングスの音域設定のように、鳴ったら音色としておかしい場合なんかだね。
A〜Dを異なる値で設定すれば、キーボードスプリットになるってことです。
 
例えば、同じストリングスの内蔵音源をA〜Dに設定して、SMART KNOBで、各音域に適したサウンドメイクをする。
そして、HI/LO KEYで、
AをG2〜G6
BをC2〜D5
CをC1〜F4
DをE0〜B2
 
こういう風に設定して、弦楽四重奏パッチに挑戦するとか、Reasonのcombinatorパッチっぽくて面白いんじゃないかな。
 
次、
 
VOICE MODE
 
これは、モノフォニックかポリフォニックかの設定(上段)と、モードごとの設定(下段)。
 
ポリフォニックの時は、最大64ボイスまで、一つのパートに割り当て可能。
モノフォニックの時は、押されたキーのどれを優先して発音するかを設定する。
 
PB RANGE
 
これはピッチベンドホイールのレンジを設定する。
 
以上がPLAY。
 
次、一つ飛ばして、MOD。
 
これはモジュレーションホイールの動作に関する設定を行う部分。
 
 
MOD WHEELは、
 
上段で、モジュレーションの波形を選択して、下段でモジュレーションの適用先を決めます。
 
RATE と その隣のDEPTHは、
 
RATEってのは速度のことで、モジュレーションの速さ、
DEPTHは深さで、モジュレーションの深さね。
 
PRESSURE
 
これはMIDIキーボードのアフタータッチを利用して、キーボードを弾いた後に、さらに強く押さえることで生成されるMIDI信号で、モジュレーションをさらにかける場合の適用先を選ぶ。
 
例えば、MOD WHEELの下段で、FILTERを選択しておいて、普段はFILTERモジュレーションだけなんだけど、こっちをPITCHにしておけば、アフタータッチが発生した場合はPITCHが揺れるとか。まあ、逆でもいいんだけど。そんな使い方。
 
PRESSUREの右隣のDEPTH
 
これは、ご想像通り、アフタータッチのモジュレーションの深さです。
 
次回で、Xpand!2は終わりにしましょう。