北海道5区選出の自民党・和田義明衆議院議員。

和田議員の政党支部=自由民主党北海道第五選挙区支部の政治資金収支報告書を見てみると、平成30年から令和2年にかけて、東京などにある聞いたことのないカタカナ名の複数企業から多額の寄附を受け取っているのがわかる。

【令和2年分】
㈱ストリーム 600,000 千葉県市川市
㈱ニュース 600,000 東京都世田谷区
㈱ブリーズ 600,000 東京都港区
㈱ベース 600,000 東京都江戸川区
㈱リズム 600,000 東京都江戸川区
㈱エイト 100,000 東京都三鷹市
㈱ホーム 100,000 東京都品川区
㈱ライト 100,000 神奈川県川崎市
㈱ロック 100,000 東京都港区

【令和元年分】
㈱ニュース 2,400,000 東京都世田谷区
㈱フォレスト 1,800,000 東京都板橋区
㈱ブリーズ 2,400,000 東京都港区
㈱ベース 2,400,000 東京都江戸川区
㈱リズム 2,400,000 東京都江戸川区
㈱ストリーム 600,000 千葉県市川市

【平成30年分】
㈱トップ 1,800,000 東京都稲城市
㈱フォレスト 2,400,000 東京都板橋区
㈱ブリーズ 2,400,000 東京都港区
㈱ベース 2,400,000 東京都江戸川区
㈱リズム 2,400,000 東京都江戸川区
㈱ニュース 600,000 東京都世田谷区

 

3年合計で、11社から合わせて2740万円を受け取っている。

 

各年ごとの合計は、以下のとおり。

令和2年=340万円(計9社から)

令和元年=1200万円(計6社から)

平成30年=1200万円(計6社から)

 

企業ごとの総額は、以下のとおり。

㈱ブリーズ=540万円(平成30~令和2年)

㈱ベース=540万円(平成30~令和2年)

㈱リズム=540万円(平成30~令和2年)

㈱フォレスト=420万円(平成30~令和元年)

㈱ニュース=360万円(平成30~令和2年)

㈱トップ=180万円(平成30年)

㈱ストリーム=120万円(令和元~2年)

㈱エイト=10万円(令和2年)

㈱ホーム=10万円(令和2年)

㈱ライト=10万円(令和2年)

㈱ロック=10万円(令和2年)

 

この11社、政治資金収支報告書を見る限りでは所在地も代表取締役もすべて異なっている。

しかし登記簿を調べてみると、いくつか関連が見えてきた。

 

①ナイトクラブ、バーの経営

 11社すべての目的に「ナイトクラブ、バーの経営」という項目がある。

 

②4社が銀座の高級クラブが入居するビルに移転

 エイト、ライト、ホーム、ロックの4社がいずれも令和3年11月10日に本店を移転している。

 移転先は、エイトは銀座会館1階、ライトは銀座会館2階、ホームはウォータータワー2階、ロックはウォータータワー7階。

 銀座会館もウォータータワーも高級クラブが入るビルで、いずれのフロアにも「クラブJグループ」の店舗が入居している。

 

③代表取締役が一部同じ

 トップの代表取締役は、平成30年5月にAからBに変更。

 Bはニュースの代表取締役と同姓同名だ。

 ※しかし政治資金収支報告書では、平成30年5月以降もトップの代表取締役はAになっている

 

また政治資金収支報告書を見てみると、各社毎月同じ日に一律20万円という金額で寄附が行われている。

なぜか令和2年12月25日だけは10万円だが。

次に、寄付が行われた日付ごとに並べてみた。

 

【令和2年分】
・令和2年1月27日

㈱ストリーム 200,000

㈱ニュース 200,000

㈱ブリーズ 200,000

㈱ベース 200,000

㈱リズム 200,000

・令和2年2月25日

㈱ストリーム 200,000

㈱ニュース 200,000

㈱ブリーズ 200,000

㈱ベース 200,000

㈱リズム 200,000

・令和2年3月25日

㈱ストリーム 200,000
㈱ニュース 200,000

㈱ブリーズ 200,000

㈱ベース 200,000

㈱リズム 200,000
・令和2年12月25日
㈱エイト 100,000

㈱ホーム 100,000
㈱ライト 100,000

㈱ロック 100,000


【令和元年分】
・平成31年1月25日

㈱ニュース 200,000

㈱フォレスト 200,000

㈱ブリーズ 200,000
㈱ベース 200,000

㈱リズム 200,000

・平成31年2月25日

㈱ニュース 200,000

㈱フォレスト 200,000

㈱ブリーズ 200,000

㈱ベース 200,000

㈱リズム 200,000

・平成31年3月25日

㈱ニュース 200,000

㈱フォレスト 200,000

㈱ブリーズ 200,000

㈱ベース 200,000

㈱リズム 200,000

・平成31年4月25日

㈱ニュース 200,000

㈱フォレスト 200,000

㈱ブリーズ 200,000

㈱ベース 200,000

㈱リズム 200,000

・令和元年5月27日

㈱ニュース 200,000

㈱フォレスト 200,000

㈱ブリーズ 200,000

㈱ベース 200,000

㈱リズム 200,000

・令和元年6月25日

㈱ニュース 200,000

㈱フォレスト 200,000

㈱ブリーズ 200,000

㈱ベース 200,000

㈱リズム 200,000

・令和元年7月25日

㈱ニュース 200,000

㈱フォレスト 200,000

㈱ブリーズ 200,000

㈱ベース 200,000

㈱リズム 200,000

・令和元年8月26日

㈱ニュース 200,000

㈱フォレスト 200,000

㈱ブリーズ 200,000

㈱ベース 200,000

㈱リズム 200,000

・令和元年9月25日

㈱ニュース 200,000

㈱フォレスト 200,000

㈱ブリーズ 200,000

㈱ベース 200,000

㈱リズム 200,000

・令和元年10月25日

㈱ニュース 200,000

㈱ブリーズ 200,000

㈱ベース 200,000

㈱リズム 200,000

㈱ストリーム 200,000

・令和元年11月25日

㈱ニュース 200,000

㈱ブリーズ 200,000

㈱ベース 200,000

㈱リズム 200,000

㈱ストリーム 200,000

・令和元年12月25日

㈱ニュース 200,000
㈱ブリーズ 200,000

㈱ベース 200,000
㈱リズム 200,000

㈱ストリーム 200,000

【平成30年分】
・平成30年1月25日

㈱トップ 200,000

㈱フォレスト 200,000

㈱ブリーズ 200,000

㈱ベース 200,000
㈱リズム 200,000

・平成30年3月1日

㈱トップ 200,000

㈱フォレスト 200,000

㈱ブリーズ 200,000

㈱ベース 200,000
㈱リズム 200,000

・平成30年3月26日

㈱トップ 200,000

㈱フォレスト 200,000

㈱ブリーズ 200,000

㈱ベース 200,000
㈱リズム 200,000

・平成30年4月25日

㈱トップ 200,000

㈱フォレスト 200,000

㈱ブリーズ 200,000

㈱ベース 200,000
㈱リズム 200,000

・平成30年5月25日

㈱トップ 200,000

㈱フォレスト 200,000

㈱ブリーズ 200,000

㈱ベース 200,000
㈱リズム 200,000

・平成30年6月25日

㈱トップ 200,000

㈱フォレスト 200,000

㈱ブリーズ 200,000

㈱ベース 200,000
㈱リズム 200,000

・平成30年7月25日

㈱トップ 200,000

㈱フォレスト 200,000

㈱ブリーズ 200,000

㈱ベース 200,000
㈱リズム 200,000

・平成30年8月27日

㈱トップ 200,000

㈱フォレスト 200,000

㈱ブリーズ 200,000

㈱ベース 200,000
㈱リズム 200,000

・平成30年9月25日

㈱トップ 200,000

㈱フォレスト 200,000

㈱ブリーズ 200,000

㈱ベース 200,000
㈱リズム 200,000

・平成30年10月25日

㈱フォレスト 200,000

㈱ブリーズ 200,000

㈱ベース 200,000
㈱リズム 200,000

㈱ニュース 200,000

・平成30年11月26日

㈱フォレスト 200,000

㈱ブリーズ 200,000

㈱ベース 200,000
㈱リズム 200,000

㈱ニュース 200,000

・平成30年12月25日

㈱フォレスト 200,000

㈱ブリーズ 200,000

㈱ベース 200,000
㈱リズム 200,000

㈱ニュース 200,000

 

 

総合すると11社はすべてつながりがあり、「クラブJグループ」という銀座最大規模の高級クラブグループから、毎月100万円ほどが和田氏の政党支部に寄附されているということが言えるのではないか。

 

まず法的な問題はないのだろうか。

政治資金規正法では、資本金の額が10億円未満の会社については寄附の年間限度額が750万円以内と決められている。

11社とも資本金の額は10億円未満。

令和元年と平成30年はどちらも寄付額が1200万円なので、年間限度額を超えてしまっているが・・・

 

2019年1月8日の朝日新聞の記事に、似たような話が掲載されていた。

 

 

政治資金規正法は、1社が年間に寄付できる総額を資本金などに応じ、750万円~1億円に制限している。登記簿に記載された資本金に照らすと、パチンコ関連5社の上限額はそれぞれ年750万円だ。同法は1社の上限額だけを規制しているため、複数のグループや関連の企業がそれぞれ寄付し、結果的に総額が1社あたりの上限額を超えても違法ではない。

 

今回の場合、11社が関連企業であったとしても、政治資金規正法の違反にはならないそうだ。まさに法の抜け穴である。

1社の年間限度額を超えないよう、また額が突出して目立つことがないように、面倒ながらも各社に分散して寄附させている可能性がある。


では、「クラブJグループ」を取り仕切っているのは一体誰なのか。また、11社に実態はあるのだろうか。

そもそも和田氏とクラブJグループとはどのような繋がりがあるのか。なぜ2740万円もの多額の寄附を受け取っているのか。


もう少し調べてみたいと思う。