昔は旅行の度にスリ対策をあれこれ試していたんですが・・・
ポケットがついているスカーフとか、お金やカードがしまえるリスト・バンドとか。
でも使い慣れないものって逆に心配になって何度もあるか確かめたり注意力散漫になる。
で、最終的には使い慣れたものを持っていく+常識的な行動を心掛ける、だけだね、と達観しました。
大体すられるパターンって決まっているんですよ。
スリもわざわざ難しいカモ選ばないんで。
口が開いている鞄、トートーバック使っているとか。
ファスナーで鞄閉じてても体の後ろ側に掛けているとか。
鞄を道路側に掛けてバイクでひったくられる、とか。
携帯とか財布をテーブルの上に出しっぱにしていて持ってかれるとか。
歩きスマホしててひったくられるとか。
財布をお尻のポケットに入れるなんてもってのほかですね。
脇ポケットにお財布とかスマホとかいれてたら簡単に持ってかれます。
対策としてはなるべく混雑しているところを避けて↑をやらなければいいだけ。
これまで27か国旅行してきましたが上記気を付けてスラれたことはありません。
そうそう、ATMとかも狙われやすいので一人で行動するときは使いません。
よくあるのがいくら引き出すか機械に打ち込んでクレジットカードを引き抜いた時点でバーッと新聞紙を広げてくるパターン。
びっくりして怯んだすきに現金を持っていかれます。
現地の決済は、全部クレジットカード払い。
予め為替が良い時に外貨を購入しておいて使った分外貨口座から引き落としします。
予備の現金は空港で両替して少し用意するだけ。
ただ気を付けていてもヒヤッとしたことは何度かあってそれはいつもNYでした。
信号待ちの交差点でポケットに手を入れられたり・・・。
外側ポケットには何もいれないのでもちろん素知らぬふりで通しますが何となくいや~な気分に。
手袋落として瞬間気づいたときには2mはあろうかというホームレスの男性が拾っていてそのまま持ち去られたり。
「あー見られてたんだな」と一瞬ヒヤリ。
もし万が一実力行使で奪いに来られたら運が悪かったと思って潔く諦めるしかないって思います。
最悪に備えてカードは分散して持っておくことですね。
なのでアメリカとか治安が気になる場所に行くときは追加対策します。
鞄の中のタグに100円ショップで買ったチェーンをつけて財布と繋いだり。
長袖の季節であればポケット付きリストバンドを復活させます。
リュックサックを使う必要があるときは背面にファスナーがあるデザインのものを使います。
さらに100円ショップでワイヤーリングを買ってきてファスナーの引手の穴に通して簡単に開けられないようにしちゃいますね。
ナイフでざっくり切られたりした場合を想定してバッグインバッグで大き目の巾着の中に財布を入れたりしたこともありました。
まぁとにかく「用心しているよ」とさりげなくアピールすることが大事なんだと感じます。
あとは貴重品のありかを分からせないってのも大事かなぁ。
金目の物をみたら取りたくなってしまうのがスリの心理だと思うんですよね。
たまに見かけるけど、財布を持っているか軽く叩いて確認する人いますよね。
「ここに財布あるよ」って宣言しているようなものだからね。やめた方がいい。
確認しない。そして、薄い財布を使って目立たせないってのも大事だと思います。
そういう観点では、脇の下にポケットがくる専用ポーチを使うのも手ですね。
知人の警察官が言ってたけどやっぱり一番安全なのは脇の下なので。
取り出しにくいのが難点ですが・・・。
あとかなり有効なのがマジックテープ。
ファスナーって静かに開けられちゃうんですけどマジックテープってバリバリって音がするので絶対静かに開けられない。
お裁縫が得意な方は上着の裏側、脇とか背中にマジックテープで開け閉めできるポケットを縫い付けておくと便利ですよ。
わたしはそこまで器用じゃないのでチャムスのショルダーバッグをいつも愛用しています。
日本が治安良すぎて平和ボケというか、「用心してね。」と言われても最初は何を用心したらいいのか分からなかったんですが・・・要は常識。難しく考えず注意散漫に気を付けていれば大丈夫です。