あれから、 数日後の暖かい午後の事じゃった。

 ニワトリやんは、今度はヒツジどんに聞いてみた

  「なぁ、なぁ ヒツジどん、  空 飛んでみたくはねぇか?」

 すると、ヒツジどんは、こう言うた。  

  (なに、言うとるだよ、オラの このモコモコの体で、お天道様に近づいてみぃ、

  あまりの暑さで、おっ死んじまうだよー!!)

     ニワトリやん「・ ・ ・ ・ ・」

 それでもニワトリやんは空が飛びとうてたまりません。



     次の日の午後、卵を産み終わったニワトリやんが、また空を見上げていると、

 青く澄んだ空の彼方に オオワシどんが、なんとも優雅に舞っておった。

  「おーーい、 オオワシどーーん、 そこからの眺めは どうじゃーー?」

  すると、オオワシどんが答えた。
 
    (眺めかーー?、 良う見えとるぞぉーー)

  「なぁー、オオワシどーん、どうしてそんなに高う飛ぶんじゃー?」

       (そりゃーなぁ、旨いもん探しちょるからだーー)

 ニワトリやんは羨ましそうに言うた。

  「ウチも空飛んで、旨めぇもん探してぇなぁー」

 するとオオワシどんが、また答えた。

    (そんなに飛びたいんかー?  ならば、そこを動くでねーぞーっ!!)

 そう言うと オオワシどんは、眼にも留まらぬ速さでニワトリやんを目掛け急降下して来たかと思うと、

 あっ、という間に ニワトリやんを鷲掴みにして、高く、高く見えなくなる所まで飛んで行ってしもた。