『アイスコーヒー』




カランカランと
氷のぶつかる
涼しげな音色は

いささか
この季節に乗り遅れたみたいで

おかしいくらい何も言えない僕と

なんか似ているようで


手を伸ばせば届くところに
たしかに 君はいるのに


どうして顔みつめるだけで
こんなに胸がつまるんだろう



アイスコーヒー

気がつけばもう

アイスコーヒー

外は秋色さ

アイスコーヒー

氷とけるまでの

アイスコーヒー

夢にしたくない



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