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香港の5月輸出額、15.9%増の3514億ドル
香港政府統計処は26日、5月の輸出額が前年同月比15.9%増の3,513億6,800万HKドル(約4兆9,100億円)だったと発表した。16カ月連続のプラス成長。伸び幅は前月から7.8ポイントの急拡大となった。前月比でも6.4%増えた。
輸入額は前年同月比16.5%増の3,946億1,800万HKドルで、3カ月連続のプラス。貿易収支は432億5,000万HKドルの入超だった。
輸出先別にみると、全体の55.4%を占める中国本土は19.2%増の1,945億4,300万HKドルと大きく伸びた。輸出先2位の米国も12.5%増となり、2カ月連続の2桁成長。シンガポール(43.9%増)、タイ(18.6%増)、ドイツ(16.7%増)も伸びた。日本向けは13%増の107億8,300万HKドルとなり、3カ月ぶりにプラスとなった。一方、インド(21.7%減)、台湾(1.9%減)が落ち込んだ。
輸入元別では、全体の44.6%を占める本土からは18.4%増の1,840億1,300万HKドルだった。日本からは8.1%増の213億7,600万HKドルで、伸び幅は前月から2.4ポイント鈍化した。インドを除く主要9市場が増加し、マレーシア(69.7%増)、韓国(44.1%増)、台湾(22.3%増)が顕著に伸びた。
1~5月の輸出額は前年同期比10.7%増の1兆6,242億6,300万HKドル。輸入額は11.9%増の1兆8,440億6,900万HKドルで、貿易収支は2,198億700万HKドルの入超だった。
政府報道官は「世界の旺盛な需要を背景に、複数の主要輸出市場で2桁の伸びを記録した」と総括した。世界経済の成長が短期的に香港の輸出の支えになるとの見通しを示しながらも、米中貿易摩擦によって世界経済の不確実性が高まっているとして、今後の動向に注視すると説明した。