さく井業者に問い合わせたところ、私の家から100mの距離にある家で60mの深井戸を掘った実績があり水質も飲料に適していた、とのことでした。

 

ということで深井戸の工事を進めることにしました。

深井戸はこのような掘削機(ボーリングマシン)を用いて行います。

機械の大きさは2mX3m程度ですが、この他にパイプ類・残土・バックホー・工事車両などのスペースも必要ですので、少なくとも100m2程度の仮設スペースが必要です。

 

田舎の一軒家や農家の家ならば問題ないでしょうが、住宅地での深井戸堀り作業はスペース的にも騒音的にもかなり難しいと思われます。

 

我が家の地下は掘削しやすい地層だったため、2日間で60mの掘削が完了し、35mと60mのそれぞれの深さで水脈があることが確認できました。

 

掘削が完了すると、その後塩ビパイプを掘削した穴に差し込んでいきます。

水脈にあたる深さの部分には有孔管を配置します。

 

その後は2週間程度の間、パイプ内に水を循環させて泥の洗浄を行います。

この配管内の洗浄にはコンプレッサーで作った圧縮空気を水と共に用いるのですが、このコンプレッサーがかなりの振動と騒音を発しますので、やはり住宅街では深井戸堀りは難しいと思います。

 

2週間の洗浄期間が終わるといよいよ井戸ポンプの設置です。

洗浄したパイプの中にこの写真のような縦長の深井戸用ポンプを設置します。

設置する深さは45mで2つの35mと60m両方の水脈からの地下水を利用しています。

地下水の水量は豊富で、ポンプの能力を上げれば毎分1000Lの組み上げまで可能になるそうですがこのポンプだと蛇口から出る水量は最終的に毎分約30L。

普通の水道の蛇口からの水量が毎分20L程度ですので、十分な水量です。

 

ポンプの消費電力は1100wh。

家の蛇口を開いた時だけポンプが作動しますので消費電力はそれほど多くありません。

 

ポンプには単相200Vの電源が必要でしたので、新たに配線を引き、専用のブレーカーとコンセントを設けました。

 

ポンプの寿命は通常15年から20年。

もっと長期間使えるケースもあるそうですが、水質に石灰成分が多いとポンプにスケールが付着して10年程度でポンプの交換が必要になる場合もあるそうです。

 

後の水質検査の結果、我が家の井戸の水質はかなりの軟水(水に溶けているミネラルが少ない)でしたのでポンプが長期間稼働してくれることを期待してます。