
kan-haru blog 2010 日本庭園の紅葉
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東京都庭園美術館
12月4日の午前には自然教育園の紅葉を楽しんだ後、昼食後に隣接してある東京都庭園美術館日本庭園の紅葉をハシゴで観賞しました。
東京都庭園美術館(白金台5-21-9)は、1981年(昭和56年)に東京都が購入し、1983年(昭和58年)に都立庭園美術館として公開されました。美術館の展示は、館蔵品による常設展示は行ってなく、特定のテーマに沿った企画展示が年数回行われており、展示の無い時には日本庭園のみ公開しています。12月の企画展示は、11日から1月16日までが朝香宮のグランドツアーで建物公開となっていました。
入園料は、展覧会によって異なりますが、庭園のみの入園料は一般が200円で、大学生が160円で、中・高校生と65歳以上が100円で、小学生以下は無料であり、休館日は年末・年始と第2・4水曜日です。

東京都庭園美術館入場券
・庭園美術館の歴史
1947年(昭和22年)に朝香宮鳩彦王が皇籍離脱まで暮らしていた邸宅跡で、現在美術館として使用している邸宅は当時流行のアール・デコ様式を採用した1933年(昭和8年)に竣工した建物で、東京都の有形文化財に指定されています。
建物は第二次世界大戦後吉田茂によって外務大臣公邸などに使用された後、1950年(昭和50年)に西武鉄道に売却され、国賓・公賓などの迎賓館として使用されていました。

旧朝香宮邸(左:旧朝香宮邸説明板、中:旧朝香宮邸正面、右:旧朝香宮邸側面)
・庭園美術館日本庭園
庭園の公開は、芝生広場、日本庭園、西洋庭園のエリアに分かれており、野外設置の彫刻作品があります。

庭園美術館庭園Map
美術館に入り弓なりに北に進むと、旧朝香宮邸(美術館)の正面に出ます。美術館の玄関口の左手に庭園の入り口があり、入り口の先は芝生広場です。その奥が日本庭園で、芝生広場から見た庭園風景は、自然教育園の自然の樹木で生い茂った景色とは異なり、対比してみると造作された庭園の紅葉はまた見事なものです。

芝生広場から見た日本庭園内の紅葉(左・中・右写真拡大)
芝生広場から日本庭園に入ってすぐの回遊式の池の畔の古木のモミジの紅葉には、多くの観賞者が見とれて盛んに写真を撮っていました。

回遊池端の紅葉(左・中・右写真拡大)
回遊池の周囲を一周して見て、庭園の美を醸し出す池の風情にマッチしたモミジの配置には感嘆しました。

回遊池と紅葉(左・中・右写真拡大)
日本庭園はこじんまりした庭園ですが、紅葉の季節には見ごたえのある造作で、真っ赤に燃えたモミジをじっくりと観賞してきました。

紅葉に燃える日本庭園のモミジ(左・中・右写真拡大)
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