kan-haru blog 2010  京急蒲田駅2階高架橋を下から見る

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各工区の高架駅舎棟工事
・京急蒲田駅舎棟工事
3月1日に見ると、第4工区の駅舎棟の築造工事は全ての養生シートが取り外され、上り線2階高架橋上では工事車が見られ、3階屋根上には作業員の工事が行われており、上り線開通を目指して仕上げ工事のピッチが上がっています。

 上り線高架化開通に向けて第4工区駅舎棟の仕上げ工事が進む(写真拡大)

また、第3工区駅舎棟築造の工事を見ると、第3工区の多摩堤通りガード南側の2面橋幅駅舎棟の養生シートが外され、JR蒲田側の壁面が現れていました。また、南方の呑み川ガードの上りホーム側で、階段の取付工事[配置図①]が始められていました。

 第3工区駅舎棟の築造工事(:多摩堤通りガード西側の2橋幅の駅舎棟壁面が現れる、:呑み川上の上り駅舎棟の階段取付工事が始まる0301)

現在の京急蒲田駅は配置図に示す通り、上り本線用と下り本線・空港線用の2本のホームで列車の運行をしています。1番線の空港線ホームは、単線にて品川方面と横浜方面からの羽田空港を発着する双方向の列車が停車します。
今後、5月頃に上り本線が2階高架橋に移行運用すると、3番線の現上り線線路は撤去されて、列車の運行は1、2階のホームから発着するようになります。東・西改札口から1階ホームの下り本線への乗車は従来と変わらず、上り本線への乗車は従来の3番上りホームを経て①の新設階段で2階の高架ホームに進むことになるようです。

 京急蒲田駅1階配置図

空港線への乗車または乗り換えの場合には、品川方面からの羽田空港行きと、空港発の横浜方面行きの列車は従来通りの1階の1番線空港ホームからの発着ですが、横浜方面からの羽田空港行きと、空港発の品川方面の列車の発着は2階の高架駅橋ホームとなります。空港方面行きの列車の乗車と乗り換えの場合には、時刻表の発駅時刻を見て1または2階ホームに進む必要があります。
3月1日に在来本線下りホームを見ると、ホーム北方向(第3工区)で②の仮設階段の工事が行われていました。この架設階段により、1階と2階の空港線ホーム間の連絡用に供されるように思われます。

 京急蒲田駅在来下りホームの2階昇降仮階段設置工事(:下りホームの2階昇降階仮段設置説明板、:2階昇降仮階段設置工事0301)

また、3番ホームの③エレベータは、現在は1階ホームから地下道への連絡用に使用されていますが、上り線の高架化により2階高架駅橋まで延長されるのではないかと思われます。

 在来3番上り線ホーム(:2階まで延長可能な3番上り線ホームエレベータ、:3番線ホームから見た2階空港線高架橋0301)

・大森町駅舎棟工事
2月25日には、上り線高架駅橋に1本目の階段の梁桁が中途まで付けられていましたが、3月1日にゑびすヤードから見ると、中側と外側の2本の階段の梁桁が下部の土台上まで付けられました。また、駅舎棟壁面の丸窓は開かれている状況が見られました。

 上りホーム階段の取付工事(:土台上に付いた中側と外側の階段梁桁、:開けられた駅舎棟の丸窓0301)

内側の階段梁桁はホーム上に重なっており、工事囲いで塞がないと工事が進みません。囲いで塞がれると、ホームが狭くなり乗り降りが危険となりますが、工事を早く進行させるためには乗降客も協力が必要になります。

 ホームから見る上り階段の梁桁(写真拡大)

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