kan-haru blog 2009

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曼珠沙華群生地
巾着田の曼珠沙華群生地は2ヶ所に分かれてあり、1つは高麗川のU字湾曲部の底辺を中心にしてあり、もう1つは高麗川のU字部右辺の垂直直線部にあり、双方合わせて約5.5ヘクタールの広さで日本一の群生地です。

 巾着田ガイド

コスモス畑を横断して200円を払って第3ゲートから曼珠沙華公園に入ると、そこは高麗川U字湾曲底部の曼珠沙華の群生地で、辺り一面に赤い絨毯を敷き詰めたかのように100万本の曼珠沙華が咲き競っています。

 曼珠沙華の群生地(写真拡大)

公園に入って見ると群生地は予想していた以上に広く、見事に真っ赤に咲き競う彼岸花に圧倒され、暫くは花を鑑賞しながら散策路をさ迷い歩きました。

 咲き誇る曼珠沙華(写真拡大)

・曼珠沙華
曼珠沙華は秋の彼岸頃に開花するので彼岸花とも呼ばれています。法華経などの仏典に由来する曼珠沙華は「天上の花」を意味して、白い花で彼岸花とは外観が異なる別花です。曼珠沙華は沢山の異名を持った花ですが、地域によっては不吉な花であると忌み嫌うところもあります。

 彼岸花1(写真拡大)

彼岸花の特徴は、6枚の花弁が放射状に付き、多年草の有毒な球根性の植物です。花は赤いのが一般ですが稀に白色の花もあり、農家の庭先では黄色い彼岸花(その1参照)も売っていました。彼岸花は夏の終わりから秋にかけて花茎が葉のない状態で30~50cmに伸びてから、その先端に5~7個の花が付きます。開花期には線状の細い葉がロゼット状(放射線状)に出て、翌春には葉がかれて秋まで何も出てこない珍しい咲き方をします。

 彼岸花2(写真拡大)

・巾着田ふれAIフェスタ
曼珠沙華を鑑賞して感嘆していると、曼珠沙華祭の会場の方から太鼓の音が聞こえてきましたので会場の方に行ってみました。会場には、沢山の食べ物やお土産の出店が出ており、快晴で気温が高いためテントの下の休憩場所は満杯です。混雑のため直射日光の当たる席も殆ど空いていませんが、空くのを待って一休みしました。

 曼珠沙華祭会場

曼珠沙華祭会場の出店テントの向こう側では「巾着田ふれAIフェスタ2009」が行われており、行ってみると期間中は日高市内外の代表や団体による催しが行われており、当日20日のプログラムには舞人の「よさこい鳴子踊り」、日高かわせみ連の「阿波踊り」などが出演して色を添えていました。
ゆっくりと見ていたいのですが、直射日光の立ち見で熱さのため木立の高麗川辺に敷物を敷いて川風にあたり小休止して、12時40分も廻り食事時も過ぎましたので高麗川駅へと戻ることにしました。

 巾着田ふれAIフェスタ(:フェスタの催し、:河原の木陰で一休み)

・遅くなった昼食
朝来た県道15号へと戻るため高麗川の川辺から公園の群生地に入ると赤い絨毯の散策道で、少し進むと赤い彼岸花の中に珍しく白い彼岸花が混じって咲いていましたので写しておきました。

 赤い彼岸花に混じって咲いた白い彼岸花(写真拡大)

曼珠沙華群生地内では遊歩道が2手に別れており、川沿いの遊歩道はこれから花見に来た人の行列が続き、山側の遊歩道は帰路の人の行列です。

 花見観光客で混雑する曼珠沙華群生地散策路(:花見観光客で渋滞の入場側散策路、:花見観光客散策路は一方通行、:復路散策道も混み始める)

公園ゲートの出口にでるまでの暫くは赤い絨毯の散策路を楽しみながら進み群生地とはお別れして、鹿台橋を渡り朝来る時見た瀟洒なレストランに寄って昼食を採ろうと目論んでいましたが、同じ考えの人が多く長い行列でしたのでそこを諦めて駅へと向かいました。また、国道299号交差点の横にあるお蕎麦屋さんをと見ると、そこも沢山の人が待っていましたので高麗駅前まで戻りました。
丁度、駅前に喫茶店がありましたので、そこに入ると食事らしきメニューは全て売り切れており、まだホットドッグのみがありましたので、それを昼食変わりに間に合わせたのが14時少し前でした。5連休でしたので混雑は予想しておりましたが、曼珠沙華公園は広いため花の鑑賞には賑わう程度の込み方でしたが、食事処が満杯であることには気が廻りませんでした。帰路の電車は、帰りの特急券を駅に着いてからすぐ購入しておきましたので15時35分発の特急に座って楽をして、池袋には16時32分に着きました。

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