kan-haru blog 2009 ホフブロイ ミュンヘン ビールのジョッキー  

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5月最終の週末は大森の氏子神社の祭礼で、孫が1人で泊まりがけで遊びに来たので、帰りの日曜の夜は途中まで送って行くことにして、31日は帰路途中の日比谷公園で2009日比谷オクトーバーフェストが開催されているとのことなので、会場で家族と落ち合うことにしました。

 日比谷オクトーバーフェストポスター

オクトーバーフェスト
オクトーバーフェスト(Oktoberfest)は、9月の半ばから10月の第1日曜日までドイツバイエルン州のミュンヘン市西のテレージエンヴィーゼで開催される、世界の最大のビール祭りで1810年に始まりました。
祭の会場のテレージエンヴィーゼは42ヘクタールもある巨大な会場で、ジェットコースターや巨大観覧車、お化け屋敷などの移動式遊園地が設置され、大手ビール会社が運営する座席数1万席のテントを巨大ビールテント(フェストハレ)10数棟が並び、600万人以上の人が訪れ木製のテーブルと木の椅子に腰かけて580万リットルものビールを消費します。お祭り会場の入場料は無料で、夕方からは、ヨーロッパ・ポップ音楽やドイツのヒット曲が演奏され、ビールを飲んで陽気に人々は歌い、踊って楽しみます。

日比谷公園オクトーバーフェスト2009

 日比谷オクトーバーフェスト会場マップ

日本国内では、2003年に横浜で開催したのが始まりで、日比谷公園でのオクトーバーフェストは2006年から始まり今年で4回目の開催となります。今年は日比谷のほか、横浜、仙台、上越、福岡の5会場で開催され、昨年は7会場で開催し20万人が来場しました。
今年の日比谷公園オクトーバーフェスト2009は、日比谷公園噴水広場にミュンヘンから運んだ1500席の木製のテーブルとベンチを噴水の周囲に配置して、5月22日から31日まで開催されました。開催時間は、月~金曜日が12~21時30分で、土・日曜日が11~21時までで、ドイツビールやドイツ料理を提供して、ステージでは楽団が演奏して会場が盛り上ります。

会場の噴水広場周辺はドイツの雰囲気
当日の天気は午後3時ごろ強い雨に見舞われ、大森での祭の神輿は雨宿りで待機しているうちに雨は上がり宮入も無事に終了しました。一面雲がかかる天気を気にしながら都営三田線に乗り換えて、日比谷公園に向かい18時過ぎに噴水広場のオクトーバーフェスト会場に着きました。
会場は天候の状況もあり日曜の最終日にも関わらずテント内は満員でしたが、噴水周囲の天幕下には、ミュンヘン旅行で懐かしい想い出の木のテーブルとベンチの席を確保しました。

 オクトーバーフェストのテント席はすでに満員(写真拡大)

オクトーバーフェストでは、何といってもドイツ生ビールとソーセージです。今年の出店ブースも規模を拡大したとかで、7企業のテントでドイツビール、オリジナルソーセージ・フードやワインなどが並んでいます。また、日比谷公園に飲食出店の露店もこの期間に限り、祭に合わせての延長開店で会場は盛り上がっていました。
・出品ビール
生ビールを売るお店は、噴水の周囲に7店の店が出ており、ビールの購入はビール代にプラスして1000円を支払い、お好みのビールをジョッキーに注いで貰います。お代わりのビールは、そのジョッキーを持って代金を払い注いて貰います。帰る時にジョッキー返却口に返すと1000円が戻ります。記念にジョッキーが欲しければ、そのまま持ち帰れますので、持ってきました。

 ドイツビールの出店(:シュパーテンビール、:ホフブロイ ミュンヘン、:自分のジョッキーを持ってお代わりのビールを買う)

出品ビールは15種類ほどありましたが、最初は一般的なラガービールを選び、本場のオクトーバーフェスト6大公式ブルワリーの1つであり、世界で初めて製造された“シュパテン・ミュンヘン”の元祖ラガービール1000円のRegularサイズを飲んでみましたが、食感はややさっぱりして日本人に合うような印象でした。ビールのサイズは、1リットルジョッキーのMassサイズも販売しており、ドイツのビアガーデンを思い出しました。

・出品料理
オクトーバーフェストの出品料理は、オリジナルソーセージの店であらびきソーセージやジャーマンプレートなどが売っておりましたが、ソーセージやウインナーとポテトなどが中心です。それと、ドイツではビールのおつまみに欠かせない、塩味のきいたブレッツェルというパンがあります。日比谷オクトーバーフェストでは、ビールを買うとおまけにブレッツェルが付いてきました。

 オクトーバーフェストの食べ物の店(:オクトーバーフェストオリジナルソーセージの店、:食べ物フード店、:ブレッツェルとソーセージのおつまみ)

ミュンヘンのビアガーデンの想い出
公園の緑の環境のもと木のテーブルとベンチで、ブレッツェルとソーセージをつまみにしてビールをあけているうち、飲むほどに酔うほどにいつの間にかミュンヘンのビアガーデンで楽しんでいる様な錯覚に落ち入りました。
ドイツのバイエルンには、2002年7月に旅行に行きミュンヘンのビアガーデンの何か所かを回りましたので、日比谷オクトーバーフェストはその想い出をよみがえさせてくれました。
ドイツのバイエルンはビールをよく飲む地域です。この地方のビアガーデンは、緑に囲まれた庭の様な雰囲気の昔からの地域の憩いの場所で、地域に住む人が食べ物を持ち込むのを許可し、手軽に1リットルのジョッキーでビールを飲み仲間たちと楽しめるところから、食べ物は質素でセルフサービスなので気軽に足を運んでいます。ドイツでのビアガーデンを楽しむ雰囲気は、緑の多い恵まれた環境で質素な市民生活を送っており、朝は皆早くから勤勉に仕事に励んでいる姿が見られ、年配の日本人にはとても好感がもてます。

今回、日比谷オクトーバーフェストに参加したのを機会に、この記事にミュンヘン旅行のビアガーデンの想い出の記憶を少したどってみます。
ドイツに旅をしてビアガーデンの想い出の記録のその1は、帰国当日にミュンヘンの南部のイザール谷沿いにあるビアガーデンのヴァルトヴィルトシャフトに訪れて昼食をとった時の写真です。このビアガーデンも、木のテーブルとベンチで周辺には木が茂り、ドイツ独特の環境の良い場所にあり、席が2500席もあってジャズが聴けるビアガーデンとして有名なところです。

 ビアガーデン「ヴァルトヴィルトシャフト」(・中:ヴァルトヴィルトシャフト020803撮影、:ミュンヘン新市庁舎020726撮影)

特に印象に残ったのは、2002年7月28日に訪れたヒルシュガルテンのミュンヘンの最大のビアガーデンで、席が約8,000席もある王立のビアガーデンです。ここで飲めるビールは、ミュンヘンで人気の高い地元のビールのアウグスティーナーです。ビアガーデンのある公園は、元は選帝候カール・テオドールによって造営された狩猟場でありましたが、現在は27ヘクタールの公園の一部で鹿が飼われており、ヒルシュ(鹿)の公園からヒルシュガルテンと呼ばれています。この広大な公園も緑が茂り、夕飯後には沢山の人が集まっていました。席は、木のテーブルですが、椅子はベンチでなく単独1席の木製椅子でした。

 王立ヒルシュガルテン(左・中:ヒルシュガルテン020728撮影、右:1リットルジョッキー020819撮影)

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