kan-haru blog 2008 
 
< 総合INDEX へ

品川神社例祭2008
品川神社例祭は、6月6~8日に行われました。昨年の例祭の本社大神輿と中神輿の合同渡御(「風景・風物詩 天王祭 品川神社例祭 (その2)」渡御準備参照)は都合がつかずに見られませんでしたので、今年は7日の夕方に町会神輿の連合宮入とおいらん道中を、8日の午前中に神幸祭神輿の渡御を見てきました。今年も、午後渡御の宮神輿は、残念ながら見られませんでした。


町会神輿の連合宮入
品川神社は、京急新馬場駅を下車して第1京浜国道に面してあり、高架橋を通る電車の窓から急な石段と富士塚(「風景・風物詩 天王祭 品川神社例祭 (その1)」参照)が見えます。新馬場駅に着いて間もなくの17時半頃、宮入の最初の町会神輿が品川神社に到着して、本殿に向かい53段の急な石段を上りはじめました。

 宮入最初の町会神輿が品川神社に到着

・石段担ぎあげる宮入神輿
神社参道の石段前の龍が巻きついた鳥居を潜り、階段の踊り場から左手には品川富士と呼ばれる富士塚への道があり、石段を登り詰めると末社の浅間神社を左に見て、最初の宮入の神輿は石段の最上段まで3分ほどで一気に担ぎあげました。

 本殿へと一気に担ぎ上げた町会宮入神輿(左中右中写真拡大)

石段を担ぎあがった神輿は、本殿前の境内で所せましと練ります。品川神社の神輿の特徴は、「天下一嘗の面」のお面を屋根に付け、締め太鼓と篠笛によって奏でる「品川拍子」で練り歩きます。神輿の担ぎ棒は、台座下の2本の縦棒の前後に付けられた横棒を担ぎます。

 境内を練る宮入神輿(:天下一嘗の面付けた神輿、:締め太鼓と篠笛で奏でる品川拍子、:所せましと練る神輿)

・勢揃いした町会連合宮入神輿
境内に担ぎあげてきた神輿は、本殿前の正面にある1648年(慶安元年)に堀田正盛公奉納の石造りの鳥居はサイズが小さいため潜って通過できず、鳥居の脇を回って本殿前へと進みます。

 石段を次々と担ぎあげてくる町会連合神輿(:石段を担ぎ上がってきた二番手神輿、:石造り鳥居脇を通る二番手神輿、:同鳥居脇を通る三番手神輿)

四基の神輿が本殿前に勢ぞろいすると、さすが広い境内も担ぎ手と祭り見物客で一杯に埋まりました。神楽殿では、四基の宮入神輿の前で祝三味線の奉納演奏をしていました。

 本殿前に四基勢ぞろいの宮入神輿(:同鳥居脇を通る三番手神輿、:本殿前で練る四番手神輿、:四基勢ぞろいの宮入神輿)

・連合宮入神輿の各町会へ帰還
連合宮入が済んだ神輿は、各町会への帰還です。急な石段の担ぎ降ろしでも締め太鼓と篠笛の品川拍子で、龍が巻きつけている鳥居を潜って帰還します。

 連合宮入が済んだ神輿の町会帰還(:宮入が済んで最初の神輿が石段を担ぎ降りる、:担ぎ降ろしも締め太鼓と篠笛の品川拍子、:石段を下ると龍が巻きつけている鳥居を潜る)

第1京浜国道に出た神輿は、それぞれの町会に向かってご帰還です。

 連合神輿は宮入が済んでそれぞれの町会へご帰還(:町会2番神輿、:町会3番神輿、:町会4番神輿)

< 総合INDEX へ
毎月1日付けのIndexには、前月の目次を掲載しております(6月分掲載Indexへ)
カテゴリー別Index 風景・風物詩 カテゴリー別総目次 2007・2008年版2006・2007年版
<前回 風景・風物誌 つつじと森林浴 神木山等覚院(つつじ寺)と県立東高根森林公園 へ
次回 風景・風物詩 天王祭 品川神社例祭2008とおいらん道中(その2) へ>