
kan-haru blog 2008 5月18日第2版
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3月で閉館となった梅屋敷公園前の大田区体育館は、周囲を白い塀で囲い改築工事が行われ平成23年度の開館予定ですので、京急高架化工事完成より早くお目見えします。
梅屋敷付近の高架橋築造
・梅屋敷第3-4踏切間の高架橋工事
梅屋敷付近第2工区の高架化工事は、京浜急行立体交差縦断図(再掲)に見られる通り、大森町第3踏切の南側から多摩堤通りの梅屋敷第4踏切の北側までが分担です。
高架化梅屋敷付近(第7回)記述以降の4月22、26日、5月9、16日にわたり工事の進捗を見てきました。

京浜急行立体交差縦断図(再掲)
この区間の高架橋建設工事は、梅屋敷第4踏切北側から北方向に進んで行われ、以前から2層3階建ての高架橋がかなり完成に近い状況で進んでおりました。

ただ、梅屋敷公園南側の梅屋敷第3踏切南に直面した高架橋築造が残り、5月に入ってから、この区間最後の高架橋としてピッチを上げて建て始められました。

梅屋敷第3踏切南の最終高架橋築造(左写真:9日には横梁のみであったが、右写真:16日には縦梁が付く)
・梅屋敷第2-3踏切間の高架橋工事
梅屋敷第3踏切の北から同第2踏切南まで(地図参照)の梅屋敷公園隣接の高架橋の築造も、公園の敷地を工事基地として使用して進めており、京急蒲田高架駅の2層3階高架橋から、2階の梅屋敷駅高架橋へと坂を緩やかに降り始める傾斜構造の高架橋で、その骨格も大分姿を現してきました。

梅屋敷公園横の下り線が2層3階の高架橋(左・右写真拡大)
・梅屋敷第1-2踏切間の高架橋工事
梅屋敷公園北方の梅屋敷第2踏切の北から、4両編成列車がやっと停車できる梅屋敷駅の短いホーム南端に位置したところの同第1踏切間(地図参照)には、第2号工事機が設置され高架橋が築造されています。この区間の高架橋脚の特徴は、鉄筋コンクリートで補強された四角形の脚で、同第2踏切北側直面高架橋と踏切以南の高架橋の丸型鋼鉄鋼管の脚とは異なっています。

2層3階高架から2階におりる高架橋(左・中・右写真拡大)
梅屋敷駅上の高架駅橋工事
梅屋敷駅上のホームで基礎杭工事をしている第1号工事機は、昨年の11月23日に京急蒲田方から北上し駅に上陸して、5月16日現在では工事機が梅屋敷駅ホームの最北端に移設されています。

梅屋敷駅ホームの最北端に移設(左・右写真拡大)
大森町第踏切第3-4間の高架化工事
この区間では、京急本線線路西側と道路の間の空間を利用して、高架橋脚基礎杭の箇所をクレーンなどの工事機械を使用して工事を進めております。

大森町第1、3踏切間の高架化工事(左・中・右写真拡大)
都市高速鉄道京浜急行電鉄本線付属街路第2号線(5月18日第2版)
都市高速鉄道京浜急行電鉄本線付属街路第2号線(略称:鉄京本付2)は、京急本線西側に沿って大森町第3踏切(補助34号)から梅屋敷第4踏切(補助36号)間の815mに幅員6~13mの道路を拡幅または新設により整備する事業で、このうち大森町第3踏切から梅屋敷第1踏切間の193m(地図参照)は、大田区が事業者として整備します。この間の京急高架化工事のベンチャー担当区が、第2工区となります。
大田区が整備する大森町第3-4踏切間の既存道路沿いには、白い塀が建てられていて工事中の様子が外部から見えません。
なお、鉄京本付2道路の北側は、大森町第3踏切から同第1踏切を経て内川の南岸までの904mは都市高速鉄道京浜急行電鉄本線付属街路第1号線(略称:鉄京本付1)により整備され、このうち大森町駅周辺の144mの区間(地図再掲参照)は大田区が事業者として整備します。
本文中の大森町第1、3踏切間の高架化工事の写真は、大森町第3-4踏切間の写真が撮れませんので、隣接の第1工区の写真で代替え掲載しました。
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