続 お茶の水小学校展覧会の作品を見る
・2年生作品
図画 新動物図鑑
2年生の図画作品のテーマは、「新動物図鑑」で、この世にいそうでいない珍しい動物を絵にして展示してありました。2年生ともなると、創造性に興味や関心を持ち始める年代で、素晴らしい発想も生まれてきます。作品には、実在の動物の部分を持ってきたり、架空の動物を描いたりで、全く個性のある楽しい作品が並んでおりました。
工作 チャンピオンベルトとメダル
工作の作品テーマは、「チャンピオンベルトとメダル」で、色々あるチャンピオンの中から自分が選んだものを考えて、デザインして王者に相応しいベルトとメダルを作成したと説明にありました。
将来大会で優勝したときに、腰に巻いたり、首からぶら下げたりする希望を持って作成した、自分用の素晴らしいデザインのベルトとメダルでした。


・3年生作品
図画 深海の王様
工作 ユニバーサル・コレクション
架空の宇宙人が地球に舞い降りてきて、地球人との交流を深めるために持参してきたお土産やプレゼントは、何に使うのかよく分かりません。地球より文化が進んでいるので、多分便利なものなのでしょう。3年生のテーマは、宇宙人の持ってきた、架空の宇宙人グッズを、全く創造・工夫をして作って見ようと、チャレンジして生み出された作品が展示されておりました。3年生ともなると、豊かで柔軟な思考がそろそろ出てきておりました。
共同作品 魚の大群

・4年生作品
図画 展示
工作 ただ今通過点1/2
4年生は丁度10才です。20才まであと半分となり、大人になる丁度折り返しとなる地点を通過したところです。4年生の工作のテーマは、1/2の通過点に到達した時のことを記念した物を残そうということで手がけた、焼き物の作品です。
成人してからふり返り、10才の時の想い出の記念品として残る、思い思いの作品が展示されておりました。
工作 寄せ木細工
寄木細工は、現在は箱根・小田原地方の伝統工芸として知られていますが、誕生は駿河(静岡県中部・東部)の地です。江戸後期に、その技法が箱根に伝わり発展しました。その技法を応用した寄木細工風の作品が展示されておりました。
共同作品 どんどん続くよ
共同作品 花ワールド

・5年生作品
図工 化石の詩
太古の昔の物語が見える、そんな化石をイメージした蝋をレリーフ材にして表現して作成したという作品が展示されておりました。
工作 ティーモンスター
最初に偶然できた形からイメージしたモンスターを作り、それを元に自由な形に展開し、さらに肉付けしながら形を作って、不思議な生物のオブジェが展示してました。
家庭 マイクッション
共同作品 画板オブジェ

・6年生作品
図画 朝焼け・夕焼け
工作 熱中する人(展示1展示2展示3)
働く人、運動する人、楽器を演奏する人などの瞬間の動きをとらえ、形や特徴をとらえて表すのは難しいものです。
6年生のテーマは、人の動きや表情をとられて表現してみることに挑戦し、見事に熱中する人を再現した作品が仕上がっておりました。さすが、最高学年の作品です。われわれ、不器用な大人には真似られない創作品が展示されており、感心しました。


工作 名作劇場
物語、映画、テレビなど印象的な場面、感動した場面を立体で表現した作品の展示で、背景から大道具、小道具にいたるまで示されておりました。
家庭 ドリームバッグ 
共同作品 色糸のアート

展覧会を見て
お茶の水小学校の展覧会で感じたことは、作品のテーマが想像性・創作性を中心に据えて製作して行く姿勢をとっており、子供たちに創生意欲を沸き起こすことに向けて纏めていることに感心しました。どの作品をみても、のびのびとテーマに対して立ち向かって制作しているのが感じられ、われわれの小学校生時代とは隔日の感を抱きながら、展示品を楽しく観賞しました。

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