7月20日午後7時より、カワイミュージックショップ青山2階パウゼで、ベルリン芸術大学留学を記念して、倉澤杏菜ピアノリサイタルが開かれました。
倉澤杏菜さんとは、お父さんがコンピュータ情報処理のお仕事に長く携わっておられる方で、一緒にコンソーシアムで勉強していることが縁で、ピアノリサイタルやアルス五重奏団コンサートなどを鑑賞させて頂いております。

今回のピアノリサイタルは、今春桐朋学園大学音楽学部を卒業されて、10月より国立ベルリン芸術大学に留学されることになり、それを記念してのリサイタル講演です。
カワイミュージックショップ青山の開場は午後6時30分でしたが、入場券は完売で開場まもなく席はいっぱいとなりました。
プログラムは、午後7時丁度に開演され、前半最初の演奏曲は杏菜さんの思い入れの モーツアルトのきらきら星変奏曲「ああ、ママに言うわ」による 12の変奏曲 ハ長調 K.265 から始まり、次いでショパンのポロネーズ、ノクターン、バラードと続き、素晴らしい演奏に魅了しました。

休憩時間に、お父さんとの会話では、演奏が始まりだんだんと調子が出てきていると、目を細めておられました。
後半は、高度な演奏曲でスクリャービンのピアノソナタとラフマニノフの変奏曲で、19年ものピアノ生活の成果の演奏には、大変に感銘しました。
プログラムの演奏が終了すると、アンコールの拍手の鳴り止まないなか、トルコ行進曲など数曲のアンコールで感銘のうちにピアノリサイタルの演奏は終了しましたが、その後にオマケの演出がありました。

倉澤杏菜さんは、リサイタルの翌日の21日は、実は22歳のお誕生日でした。そこで、カワイミュージックショップの粋な計らいで、ミニお誕生祝いが開かれ、杏菜さんの恩師のピアノ伴奏で誕生祝いの歌を斉唱し、ケーキのキャンドルを消す催しなどで、ベルリン芸術大学留学記念に相応しいピアノリサイタルを堪能させて頂き感動しました。


倉澤杏菜さんは、7月28日にドイツに向けて出発です。ベルリンでは、健康に留意し3年間芸術の真髄を極め、日本に戻り音楽界で貢献されることを期待しております。

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