こんにちは、HIROKIです。
今日はコーチングのことを書いてみます。
最近、コーチングセッションをよくしています。
この仕事、本当に素晴らしくて、セッションするたびに自分が癒されていくような感覚があります。
「やりたいことがわからない」
「やりたいことはわかっているけど、どうやっていいのか、やり方がわからない」
こういう相談をもらうことがあります。
オーソドックスなコーチングスタイルでいえば、いろいろな質問をして、引き出すのかもしれません。
僕はそうではなくて、よくアランが話す比喩を伝えます。
「昔、中世に素晴らしいダビデ像を創ったミケランジェロという人がいました。
ミケランジェロの創ったダビデ像はあまりにも素晴らしかったため、当時のジャーナリストが取材に訪れました。以下、ジャーナリストとミケランジェロのやりとりです。
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ジャーナリスト:「あなたはこの素晴らしいダビデ像をどうやって創ったのですか?」
ミケランジェロ:「ダビデ像は私が創ったのではありません。」
ジャーナリスト:「え?でもあなたの作品だと私は聞きました。」
ミケランジェロ:「ダビデ像は私が創ったのではありません。」
ジャーナリスト:「どういうことですか?」
ミケランジェロ:「私は、まだただの塊だった材料としての石の中に、完璧なまでのダビデ像を見出したのです。私のしたことといえば、ダビデ像じゃない部分を取り除いただけです。そうしたら、ダビデ像が現れたのです。」
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(引用終わり)」
アランは、人の人生も同じだと言います。
「本当の私ではないもの」を取り除いていった結果、「本当の私」が現れる。
現れる「本当の私」がどんな姿なのか、どんな状態なのかは、そこに行ってみるまでわからないのです。
やりたいことがわからない人でも、やりたくないものはわかっていたりするものです。
やりたくないものをやりながら、やりたいことを探してもわからないのです。
まずは、やりたくないことを辞めること。
そうして「やりたくないこと」「本当の自分ではないもの」を取り除いていくと奇跡が起きるのです。
僕の場合もそうでした。
会社や大学院やボランティアでの就活生支援など東京で会社員をしながら忙しくしていたとき。
「やりたいこと」だと思い込んでいたことは、本当にやりたいのではなくて、「それをすれば認められる」ことでした。
でも「やりたいことは何?」と自分に問い続けていった結果、それらのことは継続できなくなったのです。
継続できない、本当の自分はそれじゃないんだ!
そう悶々とした日々を過ごしながら、ゆっくり死にいくような日常を送っていたある日...。
話した人には話したのですが、人生で初めて「啓示」らしきものが降りてきて、それが鹿児島でこうして暮らしている僕の姿だったのです。
「鹿児島で暮らしたい!」が先にあったのではなくて、「東京に住み続けるのはもう嫌だ!」と思った自分がいたのです。
本来の自分じゃないものをちゃんと断ったとき。
本来の自分のものが流れてくるようです。
ここで大切なことは、「現実逃避」や「抵抗や恐れ」からそれを決断しないことです。
そうではなくて、現実も適応して、満足して生きている。
それでも、「本当の自分はこれではない」という確信が、奇跡を呼ぶのです。
僕にとってのダビデ像は完成したかのように見えて、まだまだ現れてくる途中のようです。
完成はもう少し、といつも思っているわけですが、実際はいつ完成したのか、そもそも完成なんてすることがあるのかもわからないのです。
自分じゃないものを捨て続けて、何が残るのか。
その素晴らしい旅路、プロセスは今日も続きます。
HIROKI
ヨガスタジオ pANDu(パンドゥ)
■HP:http://pandu.kagoshima.jp/index.html
■住所:鹿児島市中央町27-3 柚木ビル2F
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※曜日によって開店・閉店時間は異なります。詳しくはクラススケジュールをご覧ください。
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