「ゆで卵を取り合う姉妹と、それを叱る僕」という出来事が教えてくれたこと | ライフコーチかめちゃんのブログ

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霧島と沖縄と代官山で3拠点生活しながらセミナー講師しています。2021年までは鹿児島でヨガスタジオを経営してました。2022年セミナー講師業で5億円を売り上げました。セミナーの様子をYouTubeで配信しています。

さきほどの夕食中の出来事。

わが家は鍋でした。

僕は気をきかせて、子どもたちがすぐに食べれるようにと卵を1つ鍋に入れました。
長女(5歳)も次女(3歳)も卵をゆでたのが好きなのです。

卵を1つ入れた鍋。
ゆであがるまでに時間がかかりました。

ゆであがって、鍋を空け、いざ食べようとすると...。

「卵を食べる!」という長女。

それに合わせて
「卵を食べる!」という次女。

取り合いが始まります。
どっちも聞かない。

仕方なく僕は、「じゃあ半分こね」と言って両者に納得をしてもらいました。

そこで終われば何も起きなかった。

それなのに僕は長女にこう言ったのです。

「食べ物を分け合うように幼稚園でも教わってるでしょ。パパは、食べ物を奪い合う子は好きじゃないな。」

すると、長女は堰を切ったように泣き出しました。

「パパが怒った~」と。

あまりにもヒクヒクと泣くその姿に、何だか僕にはよくわからない感情が込み上げてきて...。

とりあえず抱っこして外に連れていくも収まらず。
何とかママにあやしてもらいつつ、食事を再開する長女。
その目つきは、向かいに座る僕の顔色を完全に伺っていました。

その目つきがさらに僕の苛立った感情を刺激しました。

収まらない僕は、15分くらい一人皿洗いをしました。

気づくと、次女はケタケタ笑っていて、長女も普通にうどんをペロッと食べていました。

奥さんも三女と楽しそうに遊んでいて、僕一人が不快な感情に包まれていたのです。

「この体験は何なんだろう?僕の何がそれを引き寄せたんだろう?」と自分に問いかけて、何となく気づきました。

その瞬間、長女がこっちを見て、「ニコッ」といつもの天使のような笑顔に戻りました。僕も長女に笑いかけると、こっちに寄ってきて抱っこして仲直りしました。

この出来事には伏線がありました。

夕食の直前、次女がおみやげとして保育園からもらってきたクッキーを欲しがった長女と、それを渡さないと主張する次女の姿。

クッキーを半分こしようね、と二人をなだめる僕。

連続したこの『食べ物を姉妹で奪い合い、それを僕がなだめる』という状況。

どう見ても、僕の否定的観念がこれらの出来事を引っ張ってるっぽい。

では何がそうさせているのだろう?

頭を冷やす&何かヒントをもらおうと2階の自室に籠もり、「奇跡のコース」(A Course in Miracles)を何気なく開くとこんな言葉が書いていました。

『私は何を見るかに関して責任があります。』

『私は体験する感情を選択します。』

『そして私に降り掛かってくるように見えるすべてのことは私が求めていることであり、私は求めたようにそれを受け取ります。』


僕が見ていたもの。

それは鍋の中の「ひとつの卵」でした。

でも本当は冷蔵庫に、あと8個ありました。

長女にも叱ったときこう言ってました。

「卵が足りないならいつでもいいな。あれば足してあげるし、なければ買ってきてあげてもいい。とにかく食べ物のことで争うのをパパは見たくないんだよ。」

これは長女に言ってるようで自分に言ってる言葉だったようです。

冷蔵庫を見れば卵は8個あった。

近所のスーパーの棚を見ればもっとたくさんあった。

そっちの視覚の選択をしていれば、単純に「卵じゃあもう1個足そうか」でみんな笑顔で終わった出来事。

それを一瞬にして、娘に父親の顔色を伺わせるという体験に変えた「卵が一つしかない」という「僕の視覚」。

卵が1つという現実を引き続き生きれば、多分、また姉妹で食べ物奪い合う出来事を引き寄せたことでしょう。

でも僕は選択を変えました。

「食べ物が不足する世界」という前提を置けば、分け合うのが美しいとなる。僕のパターンとしての美徳完成です。

でも、そもそもその世界を見なければその世界は現れてこない。

「食べ物が充足している世界」(しかも必要な分だけ)という前提を置けば、そもそも争うとか分け合うとかいう線引きすら出て来ない。

実際、わが家の食卓をその充足状態にすることは今すぐにでもできるわけです。

本当の問題は、僕の中にある「争う姿を見たくない」という否定でした。

争いや競争も喜びがあるわけだし、自分の中にも他の人が食べてるの見ると、欲しがる自分とかいるわけで。

そう思ったら、一気に自分の中にあった低い波動が消滅して、穏やかさが訪れました。

この出来事を体験できて幸せです。

そして、シェアすることができて、さらに嬉しいです。

ありがとうございました。