※就活支援活動の振り返りとして、過去の支援した就活生ごとに記事を再構成しています。（元々のブログアップの日付：2011/3/7）
今朝、早朝面談をした、メンティーのKさん（男性/野球部）とのやりとりから。
※公開しているのは、就活生の皆さん自身に置き換えていただくためです。そのため100%再現ではないことをご了承ください。
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K：「会社選びと仕事選びの軸が見つかったんです。」
私：「おー、良かったですね。（^^）お聴かせいただけますか？」
K：「はい、仕事選びの軸は、『全ての人に働く先を与えたい』ということです。というのは・・・・（中略） 会社選びの軸は、『人を人として見てくれるかどうか』ということです。というのは、（中略）はい、私は、今野球部に所属しているのですが、そこでは人を人として見てくれない環境というか、風習があります。例えばレギュラーを決めるときでも、実力ではなくて、誰かの作為みたいなので決まったりもしてしまっていて・・・。私はそういうのがすごく嫌だったので、自分が勤める会社ではそういうことをしないで、人を人として見てくれる会社がいいなぁと思っています。」
私：「なるほど。前にお会いしたときと比べると本当に良くなりましたね。ただ、率直に言って、今のをそのまま面接で言うと、私が面接官だったら、気になることがあります。
１つ目。『長い』(笑）物事は必ず一言でいえるはずです。その後にダラダラと補足をつけてしまうのは自信のなさの現われか、事前に考えていないかのどちらか、あるいは両方です。だから一言で言い切る。もっと言えば、仕事選びと会社選びの軸どちらを重視しているのかも、明確に答えたほうがよいでしょう。
２つ目。『与える』という表現。「与えたい」と言いましたが、ちょっと考えてみて欲しいのは、あなたは何者でしょうか？ということなんです。福島正伸先生のKIQTASでのインタビューにもありますが、あなたは神ですか？ということです。人を教えるだとか、人に何か与えるだとか、そんなことができるのは神様だけだと思います。そうじゃなくて、自分が教えたい姿であり続けたとき、人は勝手に教わり、成長する。人に何か与える前に、その人に貢献する、支援する。その結果、何かがその人に与えられるんじゃないでしょうか。初めから、与えることを意識している点で少し違和感を感じました。私のブログでgive&takeという表現を良く使うので、誤解されているかもしれませんが、私の中ではgiveは「与える」ではなくて「貢献する」です。
３つ目。『受けとめ方がネガティブ』。Kさんは、自分自身の部活や部員のことを好きじゃないように見えます。で、反面教師にしてそうじゃない会社を求めると。でもちょっと考えてみて欲しいんです。自分の会社のことを好きじゃないとか悪口言ってるような社会人がいる会社にあなたは入りたいですか？入りたくないですよね。では、自分の大学や部活のことを好きじゃないとか悪口言ってるような学生をあなたは採用したいですか？ということなんです。あなたにとっては辛い経験だし、受け入れがたいのかもしれないけど、でもその部活を続けることを選択したのはあなた自身ですよね。だから、続けたのならば、その意味と価値を考える。そして自分の所属した組織や一緒にがんばってきた仲間と本気で向き合ってみる。誰かの作為でレギュラーが決まったのかもしれませんが、その方がどんな意図を持っていたのか確認したのでしょうか？」
K：「はい、ただ、その方は実力だ、と言ってたのですが、周囲の噂では、4年生を出してあげるためだ、とか、お前の方が実力がある、と言われてきました。」
私：「なるほど。それは辛い経験でしたね。ただ、当人に確認し、改善、成長する生き方ができている就活生と、事実を受け入れられず、周囲の噂をもとに判断・行動する就活生と、どちらを採用したいでしょうか？」
K：「確認するほうです。」
私：「そうですよね。あなたを見ていると、原動力が、「怒り」のように見えてしまうのです。今よりもさらに成長するためには、当事者に確認し、自分の体験と経験の真の意味に気づくことが必要ではないでしょうか。
そんなKさんにお勧めの本があります。
3つの真実 人生を変える“愛と幸せと豊かさの秘密”/野口嘉則
￥1,300
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人間関係や、考え方を学べますよ。（^^）」
K：「はい、読んでみます！」
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読んだ彼がまたどんな風に成長するのか、楽しみです。
全ての就活生は無限の可能性があり、全員大好きな会社から内定をもらえる！僕は誰よりもそのことを信じ続けます！
東京の就活セミナー講師、亀井弘喜でした！