こんにちは!東京の就活セミナー講師、亀井弘喜です!
本日面談した学生(Yさん、男性)とのやりとり。
その彼は残念ながら弊社の選考を不合格(私の表現では不一致)になってしまったのですが、「可能であれば理由をフィードバックして欲しい」とのことで、お会いすることにしました。
私:「不一致になってしまった理由を何だと思いますか?」
Y:「自分の感情を表現できなかったことと、自分の言葉で固めてこなかったことと、夢を語れなかったことだと思います。」
私:「なるほど。よく分析できていますね。それぞれ配点でいうと何点くらいですか?」
Y:「感情表現と夢が足して、50点くらいでしょうか。言葉を固めなかったのが、うーん20~30点くらいでしょうか。」
私:「なるほど。では質問を変えますが、そもそも不合格(不一致)理由って、論理的に説明できると考えていますか?」
Y:「いや、結局はよくいうところの、一緒に働きたいかどうか、つまり感性による部分が大きいと思います。」
私:「私も同感です。明確なスキルを求める中途採用では比較的感性より理性というか、論理的に説明可能なことでジャッジしているのですが、新卒採用というのは、そういう明確なスキルを求めるというのではなく、『人間性』つまり『感性』を見ている部分が多くなります。
そういう意味では、あなたの感性と、私たちの感性が、合わなかったということです。
だから、必要以上に落ち込むことなないんです。ただ、『合わなかった』ことの意味と価値を考えると、あなたにとってもっと人生が良くなるためのヒントが隠されていることが多いものです。
私が感じている『あなたの感性』に関して思うことをお伝えしますね。
これは人事として言うのではなく、一人の人間としてのアドバイスです。
あなたは、人生を演じているように見えます。就活も、面接も、いかにうまく演じるか、という基準で動いているように見えます。
自分自身に問いかけてください。人生を演じるようになったきっかけの出来事はありませんか?」
その後、彼は、そのきっかけを思い出し、日ごろご両親や周囲の方から言われていることを思い出し、演じていたことの辛さを思い出し、ずっと号泣していました。
初めて、彼の人間らしいところが見えました。今の彼ならば結果も変わったのかもしれません。でも選考結果よりも、大切なことがあります。
私:「話してくれてありがとう。これはやってもやらなくてもいいけど、その辛かったこと、演じてたこと、でもそれはご両親のためだったことを、ご両親に伝えてみたらどうでしょうか?ご両親も、きっと心配していると思います。」
彼が、その後どんな行動をとるかは、全て彼の選択です。
でも私と出会ったことは、彼自身が本当の人生を生きるための、きっかけ作りという意味があったのではないかと思っています。
Yさんの無限の可能性を、これからも信じ続けます。
東京の就活セミナー講師、亀井弘喜でした!
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