【HK12S/2015/008】◎酔いがさめたら、うちに帰ろう。◎2010◎ | HK5STUDIO/CONVENI

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【HK12S/2015/008】◎酔いがさめたら、うちに帰ろう。◎2010◎
漫画家・西原理恵子の元夫で、07年にがんで亡くなった戦場カメラマン、鴨志田穣の自伝を映画化。「絵の中のぼくの村」でベルリン国際映画祭銀熊賞に輝いた名匠・東陽一監督が、アルコール依存症と戦う男と家族の愛のドラマを映し出す。浅野忠信と永作博美が信頼の絆で結ばれた元夫婦を好演する。
「来週は素面で家族と会うのです」と言いながらウォッカを飲み、血を吐いて気絶した戦場カメラマンの塚原安行(浅野忠信)。母・弘子(香山美子)は慌てつつも、慣れた様子で救急車を呼び、救急隊員に掛かり付けの病院を伝えている。その場に駆け込んできた売れっ子漫画家の園田由紀(永作博美)が、「大丈夫、まだ死なないよ」と安行の頬をさすった。二人は結婚し、宏(藤岡洋介)とかおる(森くれあ)という子供にも恵まれたが、安行のアルコール依存症が原因で離婚、今は別々に暮らしている。安行は病院に運ばれ、そのまま3ヶ月の入院、それは10回目の吐血だった……。由紀は知り合いの医師を訪れ、アルコール依存症について尋ねると、医師は身を乗り出し「ほかの病気と決定的に違ういちばんの特徴は、世の中の誰も同情してくれないことです。場合によっては医師さえも」と答える。その言葉は由紀の胸に深く突き刺さった。退院後、抗酒剤を服用している安行は、穏やかな日々を過ごしていた。そんなある日、一人でふらっと入った寿司屋で出された奈良漬けを口にした安行は、数分後コンビニの酒棚に直行。気が付くと、酔っ払って転倒、頭から血を流し、そのまま意識がかすんでいった。後日、タクシーに乗り、ある場所に到着した安行と弘子。驚いている安行をその場に残し「ここは精神病院。あなたは入院するんです」と言って弘子は足早に中へと入っていく。嫌々ながら入院したアルコール病棟だったが、ここでの風変わりだが憎めない入院患者たちとの生活や、個性的な医者との会話は安行に不思議な安堵感を与えてくれた。だが、体力も心も回復に向っているかに見えた安行であったが、その体にはもうひとつの大きな病気を抱えていた……。

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『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』は、戦場カメラマン・鴨志田穣の自伝的小説。2006年11月にスターツ出版から出版された。2010年12月には浅野忠信・永作博美主演で映画化された。 https://youtu.be/6JRsWTpekNE @YouTube
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