【HK10S/伊勢だより/2013/047】◎伊勢だより◎四月十六日◎波切鰹節干し◎ 志摩の波切(なきり)は、鰹節の名産地です。 鰹節は日本の味覚のもとだと思います。 よい鰹節をつくるために、波切の人々は代々たいへんな苦労と研鑽を重ねてきました。 まず、回遊してくる鰹を小笠原島の沖あたりで獲るのが、脂ののり具合などが最適なのだそうです。 これを荒節(あらぶし)という段階から何工程もかけて加工していきます。 そして、質のよい鰹節は、打ち合せると、カチーンと澄んだよい音がするのだそうです。 四月十六日