【HK9S/EDUCE/024】◎文字を使った式◎ | HK5STUDIO/CONVENI

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もし、地球の半径が今より1m長くなったら、赤道の長さはどれくらい長くなるでしょうか?
地球の半径がわからなくても、答えはわかりますよ!
答えは円周率3.14の2倍、6.28mです。
さて、赤道と半径の関係を文字を使った式で表すと、半径と赤道の関係がわかります。
解説をする前に、文字を使った式の書き方を復習しましょう!
(1) 「×」は省略
    a×b=ab
(2) 文字はアルファベット順に!
    b×a×c=abc
(3) 文字と数字の積は数字が前!
    x×5=5x
(4) 同じ文字の積は文字の個数を右肩に書いて「xの2乗とか3乗」などと読む
    x×x×x=x3
(5) 割り算は分数の形で表す!
    a÷b=a/b
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地球の半径をRとします。
赤道を円周と考えると、
赤道の長さ=3.14×2×半径
       =6.28R
半径が1m長くなったときを考えると、
赤道の長さ=6.28(R+1)
       =6.28R+6.28
赤道の長さは6.28m長くなることがわかりましたね!
このとき大切なのは、Rがどんな数でも答えは変わらないということです。
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単項式と多項式の説明をします。
めだま焼きの材料はたまご2つ。
すき焼きの材料は、牛肉2パック、ネギ、とうふ3丁、シイタケです。
たまごをa、牛肉をb、ネギをc、とうふをd、シイタケをeとすると、
めだま焼きは2a・・・(1)
すき焼きは2b+c+3d+e・・・(2)
と表せます。
数学では、1つ1つの材料のことを項といいます。
めだま焼きは材料がたまごだけなので(1)は単項式、
すき焼きは材料が複数あるので(2)は多項式です。
また、単項式と多項式を合わせて整式といいます。
例えば、x+3y-5zのようにマイナスの項を含んでも多項式です。
そして、文字の前に付いている数を係数といいます。
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左の図のような文字式の項を整理してみよう!
x2の項と、xの項、xがついていない項に分けることができますね。
このように文字の部分が同じ項を同類項といいます。
また、文字を含まない項のことを定数項というので覚えておきましょう!
さて、同類項をまとめるには文字の前の係数だけを計算します。
それぞれ計算すると+4x2、-3x、+5となります。
これが式の整理!
このとき、2乗、1乗、定数項の順に並べるのが一般的です。
また、最初の+4x2の「+」は必要ないので消しておきましょう!
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では、次の多項式を整理して簡単にしてみよう!
2x2+x3-5x-x2+8+3x-2
答えはx3+x2-2x+6です。