【HK10S/伊勢だより/2013/041】◎伊勢だより◎四月十日◎松阪御城番屋敷◎ 壮大な石垣を残して中は美しい公園になっている松阪城跡。 そのすぐ城下の一区画に、かつての登城道路をはさんで、高い槙垣に囲まれた武家長屋が続きます。 御城番屋敷(ごじょうばんやしき)と呼ばれるこの二十戸の歴史的建物は、江戸時代末期、松阪城の警護にあたった紀州藩主直臣の与力(よりき)の住宅でした。 明治・大正・昭和の激動期をこえて、今日も子孫の方々が住む、生きた遺構です。 四月十日