【HK10S/伊勢だより/2013/038】◎伊勢だより◎四月七日◎しきしまのやまと◎ 江戸時代の松阪が生んだ国学者本居宣長(もとおりのりなが)は、鈴を愛し、桜を愛した人でした。 勉強につかれると、机辺(きへん)の鈴を振り、美しい音色でいやしました。 そして、遺書には、その墓を一本の桜の木でかざるように書かれていました。 宣長の居宅「鈴屋(すずのや)」は、松阪城跡に移し保存されていますが、ここはまた桜の名所。 有名な古木があって、この偉大な国学者の遺跡にふさわしい場所です。 日本の歴史公園の一つにも選ばれた松阪公園の桜が、美しく見事です。 四月七日