【HK10S/伊勢だより/2013/037】◎伊勢だより◎四月六日◎宮川堤の桜◎ むかし、宮川には渡しが二つ。 「桜の渡し」「柳の渡し」という、粋(いき)な名で呼ばれておりました。 「柳」は西国・上方・熊野方面、「桜」は東国・江戸・京からの街道筋。 「さあ、ここを渡ればいよいよ伊勢だ」と気持ちのはやる参宮客を、渡し舟はピストン輸送したのだと聞きます。 渡しはなくなったものの、宮川堤は今日も桜の名所。 千本桜が、今年もいっぱいに咲きほこります。 四月六日