
粋(いき)好みの江戸っ子にもてはやされた松阪木綿の手織りが復活して久しくなります。
伊勢のとなり松阪は、千三百年もむかしから天照大御神(あまてらすおおみかみ)のお召物「神御衣(かんみそ)」を織ってきたところです。
江戸時代になると伊勢平野で栽培された綿(わた)に藍(あい)染めを施して、洒落た縞柄(しまがら)の木綿が織り出され、三井など松阪商人によってお江戸のファッションとなりました。
今、地元松阪には、その伝統と風合いをどなたにも親しんで頂ける手織りセンターがあります。
また、伊勢内宮前おかげ横丁のもめんや藍もどうぞご覧下さい。
三月十二日