【HK10S/伊勢だより/2013/010】◎伊勢だより◎三月十日◎すし久◎ 内宮(ないくう)おはらい町の「すし久(きゅう)」は、由緒のある古い料亭です。 江戸時代から「酒呑(じょうご)、名代のすし久に集まる」と評判記にも書かれ、勅使(ちょくし)の宿としても有名でした。 それが修復され、伊勢志摩の味処として生まれ変わって、また人々に親しまれています。 特に神宮から払い下げられた古材を要所に配し、なつかしい伊勢講(いせこう)の古札も掲げて―――すし久は、伊勢の歴史を語るもう一つの顔です。 三月十日