【HK10S/伊勢だより/2013/008】◎伊勢だより◎三月八日◎橋本平八◎ 日本木彫界の偉才橋本平八(へいはち)は、伊勢の朝熊(あさま)で明治三十年に生まれました。 歳若くして彫刻に目覚め、二十三才で上京して以来めきめき頭角をあらわし、「東洋のロダン」とか「昭和の円空」という讃辞をほしいままにしました。 昭和十年、故郷伊勢の工房で早逝(享年三十九才)したこの偉才を惜しむ故郷と彫刻界の人々は、昭和四十年になってようやく、朝熊山(あさまやま)・金剛證寺(こんごうしょうじ)の境内に記念碑をたてました。 三月八日