
外宮(げくう)と内宮(ないくう)の中程に位置して、伊勢の中でもひときわ緑濃い倉田山。
この杜(もり)の中に、皇學館(こうがっかん)大学があります。
この大学のルーツは江戸時代の神職の書庫兼学問所であった「神宮皇學館」です。
貝原益軒(かいばらえきけん)や本居宣長(もとおりのりなが)をはじめ、多くの有名学者がここで講義をしました。
時代はくだって、皇學館は中学から大学院まで一貫した教育を行なう立派な学園になっています。
巣立ちの季節。さまざまな思いを胸に卒業生たちが新たな門出を迎えます。
三月二日