【HK12S/2012/102】◎Brassed Off◎1996◎ | HK5STUDIO/CONVENI

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炭抗閉鎖で、不安を抱えながら生きる望みを失っていた人々。そんな時、彼らの心の支えは音楽だった。炭坑夫の仲間で結成されたバンドは、紆余曲折しながらも街と自分たちの誇りをかけ、全英コンクールに出場し決勝が行われるロイヤル・アルバートホールを目指すのだった。
イギリスのブラスバンド、グライムソープ・コリアリー・バンド結成秘話にヒントを得て製作された、実話ベースの人間ドラマ。音楽と共に生きているよろこび、友情に支えられている人生の素晴らしさを描く。と同時に、英国政府の石炭産業に対する冷遇措置の事実をからめ、社会派のテーマも浮き彫りに。劇中曲「ダニー・ボーイ」、「威風堂々」など、名曲の数々も聞き逃すな。
廃坑で揺れる炭坑の町の名門ブラスバンドが、苦節をへてコンクール優勝の栄光をつかむまでを描いた群像劇。実在の英国の名門ブラスバンド、グライムソープ・コリアリー・バンドがモデルで、劇中の楽曲は同バンドが演奏し、メンバーも出演者にまじって登場。監督・脚本は『ベルボーイ狂騒曲』(V、92)のマーク・ハーマンで、長編の日本公開作品はこれが初めて。製作は「危険な動物たち」のスティーヴ・アボット。撮影はアンディ・コリンズ 。音楽は「クリフハンガー」のトレヴァー・ジョーンズで、グライムソープ・コリアリー・バンドの演奏曲の合間にオリジナル曲をはさみこんでまとめている。美術はドン・テイラー、編集はマイケル・エリス、衣裳はエイミー・ロバーツ。出演は「ロミオ&ジュリエット」のピート・ポスルスウェイト、「トレインスポッティング」のユアン・マクレガー、「ウェールズの山」のタラ・フィッツジェラルドほか。
1992年。イングランド北部ヨークシャー地方、炭坑の町グリムリー。町は炭坑閉鎖問題で揺れていた。結成百年の伝統を誇る名門ブラスバンド、グリムリー・コリアリー・バンドでも、メンバーそれぞれが苦境に陥っていた。バンドに全情熱を傾けるリーダー兼指揮者、ダニー(ピート・ポスルスウェイト)は、全英選手権に出場し、ロイヤル・アルバート・ホールで演奏して優勝することを夢見てメンバーにゲキを飛ばすが、炭坑夫である彼らは不安ゆえに気もそぞろだ。そんな折り、グロリア(タラ・フィッツジェラルド)は生まれ故郷のグリムリーに戻ってきた。彼女はかつてのダニーの親友の孫娘で、フリューゲル・ホーン持参で練習場に現れ、いきなり難曲の「アランフェス協奏曲」をバンドと巧みに奏でて一同を感心させた。メンバーの一員になった若く美しい彼女に、チューバ奏者のジム(フィリップ・ジャクソン)をはじめ男所帯のメンバーは色めきたつが、それを知ったかみさん二人が乗り込んできて収まった。メンバーのアルト・ホーン奏者の若者アンディ(ユアン・マクレガー)は気が気でない。実は二人は、ほんの子供時代、一時恋仲だったのだ。アンディはグロリアが実は会社側が炭坑の調査に呼んだ人間だと知るが、ほどなく一夜を共にする。だが、それが一徹な組合員でもあるユーフォニアム奏者のハリー(ジム・カーター)らに知られて、グロリアは冷たくあしらわれ、アンディとの仲もうまくいかなくなる。ハリファックスでの全英選手権の日は、炭坑存廃を決定する投票の開票日だった。メンバーが決勝進出を決めて帰ってくると、町の空気は沈んでいた。炭坑閉鎖が決定し、炭坑夫の解雇が決定したのだった。メンバーのほとんどが失業者になったのだ。さらにダニーが持病の肺の病をこじらせて倒れて入院。メンバーは病院の外で「ダニー・ボーイ」を演奏して、瀕死の彼を元気づけたが、資金不足で決勝に行くことができない彼らは、炭坑閉鎖とともにバンド解散を決心していた。ほどなく、84年の大規模ストに参加したおかげで借金苦の毎日を送っていた、ダニーの息子でトロンボーン奏者のフィル(スティーヴン・トンプキンソン)は、家財道具が差し押さえられ、妻が子供を連れて出ていったことにショックを受けて自殺を図る。運良く助かった彼は父にメンバーの決意を伝え、ダニーは絶望してまた床につく。だが、その矢先、グロリアが決勝出場のための資金を提供を申し出た。会社の腹黒いやり口に怒った彼女は、辞職して退職金をもらったのだ。ここにメンバーはまたひとつになり、いざ優勝を目指す。決勝当日。あこがれのロイヤル・アルバート・ホールに立ったメンバーは、「ウィリアム・テル序曲」を力強く演奏。背後には病院を抜け出したダニーとフィルの妻子の姿もあった。かくしてバンドは見事優勝を勝ち取り、ダニーが感動的なスピーチを聞かせ、喜びの帰路へとつくのだった。

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