【HK12S/2012/092】◎砂時計◎2008◎ | HK5STUDIO/CONVENI

HK5STUDIO/CONVENI

WELCOME CULTURE REAR

両親が離婚し、母の故郷である島根にやって来た14歳の杏。東京育ちの杏に、田舎の生活は不慣れなものであったが、口では厳しいことを言うが心根は優しい祖母や近所に住む同級生の大悟に支えられ、次第に村に溶け込んでいく。しかし、離婚後、祖母からの叱咤激励の言葉に追い詰められた母は、杏を置いて自殺してしまう。母の死を止められなかった自責の念と孤独に苛まれる杏に大悟は、「俺がずっと一緒におっちゃる」と約束する。
芦原妃名子原作の同名のコミックが映画化。「初恋」をテーマに、永い時間と複雑な状況を乗り越え、幼い恋を実らせた男女を描く。中学・高校時代の杏を『うた魂♪』の夏帆が、現代を松下奈緒が演じているが、10年以上の長い歳月を2時間の映画に収める演出・脚本は見事。母の死を止められなかったことを長い間悔やんでいる杏の苦悩も丁寧に表現されており、単なるラブストーリーから一歩踏み出した文芸作と言えるだろう。原作ファンの聖地でもある仁摩サンドスタジアムももちろん登場。出雲大社など島根県の景勝地でロケを行っているので、観光ガイドとしても見応えあり。監督は、『修羅雪姫』(01)、『LOVESONG』(01)の佐藤信介。
10数年にもわたる初恋の成就を描いた青春ラブストーリー。原作は芦原妃名子の人気コミック。主人公たちの思春期を「天然コケッコー」の夏帆と「鉄人28号」の池松壮亮、成人してからの二人を「未来予想図 ~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~」の松下奈緒と「パッチギ! LOVE & PRACE」井坂俊哉が演じる。脚本・監督は「LOVE SONG」「修羅雪姫」の佐藤信介。
14歳の杏(夏帆)は、両親の離婚を機に母の美和子(戸田菜穂)の故郷である島根にやってきた。新しい土地に馴染めない杏を迎えたのは、近所に住む大悟(池松壮亮)や藤(塚田健太)、そして藤の妹の椎香(岡本杏里)だった。しかし、祖母(藤村志保)との生活に馴染めない美和子は、杏を残して自殺してしまう。どうしようもない感情に襲われた杏は、「弱虫!」と砂時計を母の遺影へと投げつける。それは、巨大な砂時計が設置された美術館で、母が買ってくれた思い出の品だった。傷ついた杏を支えるのは、大悟だった。しかし、父の正弘(風間トオル)に引き取られることになった杏は、東京へ転校することになる。思い出の砂時計を大悟に託す杏。高校に進学してからも、二人の遠距離恋愛は続いた。しかし、いつしか杏に恋していた藤や、大悟に寄せる椎香の思いに挟まれて、杏と大悟の関係は次第にもつれていく。思えば思うほどに大悟を傷つけてしまうことへの自責の念にかられた杏は、別離の言葉を告げる。それから10年後。成長した杏(松下奈緒)は、佐倉(高杉瑞穂)と婚約を交わしていた。祖母に挨拶するため島根を訪れた杏は、同窓会で大悟(井坂俊哉)と再会する。そして大悟は、ずっと預かったいた砂時計を返して、杏の結婚を祝福した。結婚の準備を進める杏だが、大悟から返してもらった砂時計を佐倉に見咎められてしまう。過去に執着する杏に苛立った佐倉は、婚約破棄を決意した。同時に、砂時計も粉々に砕け散った。すべてに疲れて、島根に帰郷する杏。自殺した母への幻影と自身が重なって、母と同じ愚かな結論を選択しようとする彼女だが、その場に訪れた大悟によって奇跡的に一命をとりとめる。運命とは、砂時計のように反転するものなのかもしれない。大悟は、新たな砂時計を杏に贈る。そして二人は、共に新たな人生を歩み始めるのだった……。

http://blogs.yahoo.co.jp/hk5studio/archive/2009/4/1
http://blogs.yahoo.co.jp/hk5studio/archive/2010/4/1
http://blogs.yahoo.co.jp/hk5studio/archive/2011/4/1
http://i.yimg.jp/images/auct/blogparts/Seller300250White.swf?s=2&cl=4&sl=HK5STUDIO&di=0&od=1&ti=HK5STUDIO&pt=2&dotyid=aucy%2Fp%2FDR53R3HaV9rsak.SeSlRxw--&sid=2219441&pid=878398084
http://i.yimg.jp/images/auct/blogparts/Category300250White.swf?s=2&cl=4&cid=2084226898&lf=1&di=0&od=0&ti=HK12SCREEN&pt=1&dotyid=aucy%2Fp%2FDR53R3HaV9rsak.SeSlRxw--&sid=2219441&pid=878398084
http://i.yimg.jp/images/auct/blogparts/Category300250White.swf?s=2&cl=4&cid=2084045053&lf=1&di=0&od=1&ti=HK12SCREEN&pt=1&dotyid=aucy%2Fp%2FDR53R3HaV9rsak.SeSlRxw--&sid=2219441&pid=878398084
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A0%82%E6%99%82%E8%A8%88_(%E6%BC%AB%E7%94%BB)