内燃機関の歴史は誤解を恐れずに言えば「電気モーターのような滑らかな回転」を求める歴史だった。

ところがフラットツイン1800ccのこんなバイクに乗ってエンジンを始動すると「そうはいってもエンジンってのは、こういうモノ。乗れるもんなら乗ってみい」という意地を体で感じることになる。

好きや嫌いとか、良い悪いとかの次元ではなく、こういう料理もあるんだよ。

・・・・・

エンジン始動の一発目は横殴りの強烈パンチ。

左側にグラリと大きく車体も体も揺れてしまう。

こういうのを私流に言うと「アンチバリアフリー」っていうんだけど、大事かもね。

さらに乗りやすいもの、運転もぜーんぶ何でもかんでもやってくれるモノって人間がやることが、どんどん減って頭までボケーッとしちゃうんじゃないのかな。

バリアがあるから人間は頭も体も減価償却しにくくなっていくという、ややシルベスター・スタローンな話。

そこそこ「乱暴」なロジックかもしれんけど多分、ほぼほぼ真実とも言えるかな。

・・・・・

で、実際に走り出すとなかなかどうして快適。この手のバイクにありがちな低い速度でのコンパクトターンも意外にすんなり。

・・・・・

ハンドルマウントのカウルには計器類などいろんなものが付いているけど重量が相応にあっても、どこにカウルを載せるかで操縦性は大きく変わってくる。ハンドルの軸:ステム位置中央の、どの部分にカウルを載せるかをよーく考慮しているから低速域のハンドルの切れ込みは軽減されている。

減速旋回しながらハンドルが切れ込むとバイクは倒れるんじゃないからね。ギャグじゃなくて逆だよ。車体が起き上がるんだよ。そのバランスもちゃんと考えつつ、速度が乗ってくると直進性もしっかりと確保というのが大事。

・・・・・

世の中にあるバイクは排気量の大小でもなく、メーカーの名前でもなく、まして値段でもなく、そのどれも事情都合も含めて意味があって生まれてきている。

ヤンチャもいるし、か弱い奴もいるし、優等生もいるし、そのどれと付き合うか。どれもクセがあって自分にもクセがあって、スキルもそれぞれであって、すれ違うこともあるし、ドンピシャってこともある。

まさしく出会いだよね。良い悪いを簡単に決めるもんじゃない。

好き嫌いと良い悪いを分別できない大人にはならないのが大事かな。

そんなことに気がつくには、ちょっと

人生は短いね。

psアイラブユー1:このメーター周りを見るとなんだか大きな目が二つ。その両横に耳。そして目の下には四角形の大きな口。

愛嬌のあるロボットのように思えてならない。

psアイラブユー2:R18シリーズにはバックギヤが付いているけど、ボタンひとつで動き出す。あのバイクのようにどっかんと下がり始めるのではなく比較的紳士な動き方。でもね、ちゃんと相応の練習をしておいた方が良いかも。人によって難易度って異なるからね。

 

KRS:

柏秀樹ライディングスクールでは、体力体格・乗っているバイク、そしてスキルに応じて適切なアドバイスがとことんできる個人レッスンKPLをずっとジミーにやっています。

#柏秀樹ライディングスクール #柏秀樹の個人レッスン  #安全快適そして楽しいバイクスクール