久しぶりに主人を起こしに一階に行くと、
『ああ!ビックリした!』と起きた。
色々喋りはじめた。
ふと異変に気づく。
白髪がすごい。
お腹がへこんでいる。
私『あれ?お腹痩せた!』
主人『もうご飯食べられないんだよ。
年だから』
主人はくまのプーさんというアダ名までついていたのに、スラーっと昔の体型に戻っていた。
私『大丈夫?白髪も増えてるし心配だよ』
主人『年だからね』
私『おかしいな、一ヶ月の間でそんなに変わる?』
主人『これが普通なの。痩せて良かったし、白髪も銀色でカッコいいじゃん?』
私『何かあったら大変!仕事はいつ落ち着くの?』
主人『ずっとだよ。年だから前のように頭も身体も動かないから人の倍仕事しないといけない』
私『定年まで?あと二年も?』
主人『定年過ぎてからも働かないとアカンな。ローンあと一本あるし』
私『一本って?一千万?』
主人『ああ。退職金も年金もあてにならないからな』
私『何か方法ないかな。体調が心配だよ。大丈夫なの?』
主人『もうダメ。なーんてね!』
という会話をしました。
何故かお互いに正座して会話(笑)
いつまでも他人行儀。
私も怒る気もならず、イライラもなくなり、ただただ、主人が、健康であることを祈りました。
主人と結婚してから私は自由を手に入れたので、感謝しないとならないと思いました。
結婚前までは、毎日毎日一切遊ばずに、宗教で奉仕をしていました。
毎日同じ服を洗って着回して、外食もたまにしかせず、外食しても月に一度300円のラーメンとかソバで。
買い物も100円ショップ。
業務スーパー。
古着屋。
ブラジャー一枚買うのも惜しくて、三年間使い回し。
小麦粉を水で溶いて、フライパンで焼いて、ワケギと鰹節と醤油をたらして、2つに折ったのを食べたり。
食パンに納豆とマヨネーズを乗せて食べたり。
とにかく、安く安く済ませていました。
毎日、一日の活動報告を宗教の上の方にメールや電話で報告しなくてはならす、遊びに行くようもんなら、上の方に報告して何処へ何しに行くのか伝えて許可を貰わないとならない。
無視したり言い訳すると家まで来てしまう。
毎日参拝、座談会月に30件、信者さんのお世話、浄霊月に300回、施設の掃除、浄霊当番、農作業、拝読三時間以上、戸別訪問勧誘、勉強会、イベント参加、本部参拝、等々。
すべて毎日毎日何度も報告。
今も報告はありますが。
それが私にとって当たり前の生活でした。
今考えると笑ってしまう束縛気味ですが、つい五年前までそういう細かいところまで報告している生活でした。
人間としての尊厳すらなかった。
主人と結婚してからは、自由気ままに生きていられます。
あの現象は一体なんだったのか謎です。
ヒーリングを受けに行くときは、こっそり行きました。
その時だけは、神が味方したのか、誰からも、連絡すら来なかったのです。
主人と結婚して良かったのかなあ???