同僚であり友人である男が末期癌を患っている。
これまでの様子は見舞いに行った人から聞いていたが、俺もつらいし、本人も衰えた姿を見せるのは嫌ではないかと勝手に想像して見舞いに行っていなかったが、盆休みになったこともあり、意を決して行って来た。
割合普通に話はするのだが、激痩した体は痛々しい限りである。
「まだくたばったらあかん。」と言っては来たが、直らないにしても辛さを軽減してやって欲しいと願うばかりだ。
そのままその足で、久々両親の遺骨を預けている寺にお参りに。
まだ田舎の風情が残っている。
そして、これまた久々に誰もいない実家を訪問。
少し荒れているが、まだ家の風体は保っている。
帰ろうとして車を開けたら、斜め向かいの家のおばさんが顔を覗かせた。
「いやー、誰かと思ったら、久しぶりやん、年取ったなあ。あたしもやけど。」
いきなり大阪のおばちゃん全開の挨拶をくれたが、覚えてくれていてありがとう。
「おかんと今日みたいな暑い日に西日がまともに当るのにようここで井戸端会議してたなア。」
少し思い出話。
その後、親戚の家に挨拶に寄って、百貨店のデパ地下で今晩のおかずを買って帰宅。
そういえば、りみちゃんの出産予定日が過ぎてるけど、どうかな?
初産は大体遅れるというけど。
せめて生まれ来る命は健康で。



