昨日は一人で丸亀猪熊弦一郎美術館に行き、2020年に亡くなったヘアアーティストの加茂克也さんの展示会を見てきました。

最近、

彼が亡くなっていたことを知り、同じ年齢だったこともあり、とても感慨深いものがありました。
彼の前衛的なスタイルと才能を尊敬しており、その創造過程にいつも驚かされました。
時に羨ましく思うこともありましたが、彼の作品に対するリスペクトの気持ちは変わりませんでした。

展示会のことを知ったとき、
(実6月から開催されていて9月23日まで知ったのが数日前)
どうしても彼の作品を見たいと強く思い、出かけることに決めました。
友達を誘ったものの、結局一人で行くことになり、それがちょうど良かったとも感じました。
旅の準備としておむすびと卵焼きを作りながら、母と一緒に出かけた昔のことを思い出しました。
母が作ってくれたお弁当を二人で食べながら遠出した思い出がよみがえり、
今日は母の小さな遺影を持って一緒に行くことにしました。

母と二人で久しぶりのドライブを楽しむような気持ちで、美術館へ向かいました。

加茂さんの作品は、どれも繊細で、その場限りのものではなく、一つ一つが非常に精巧に作られていました。







雑誌やショーのための一時的なものではなく、美容師として後世に残る膨大な作品を作り続けた彼の存在は、他に類を見ないと思いました。

デッサンやスクラップなどの資料が山ほどあり、彼の情報収集力とその上に成り立つ創造力に圧倒されました。

自分も同じ年齢の美容師として活動してきましたが、彼の作品の深さに比べると、自分がしてきたことは薄く感じる部分もありました。

展示の後半には、2019年にNHKのEテレに出演した際の映像がありました。

2020年2月に亡くなったことを考えると、その映像の時点で病と闘っていたのかと思うと、切ない気持ちになりました。

じっくりと映像を見つめ、彼が生涯をかけて使命を果たしていたのだと感じました。

彼が戦い続けた54年の人生に思いを馳せ、今はゆっくりと休んで欲しいと願いました。いつか私も追いかけますので、その時は一緒に握手してください、という気持ちを抱きました。

帰りは最近の映えスポット
父母ヶ浜に足を伸ばしてみました。





水溜まりに被写体を反射させてカメラを低い位置から写すと「ウユニ塩湖」のような写真が撮れるとの事で、若者が沢山でした。
今回は1人なので、景色だけ写し次回は被写体になる誰か、誘おう!と思いながらその場を後にしました。