この前、カフェで仕事していたら、
バチッとスーツを装ってるサラリーマンが
取引先との契約の話しなのか、
大声で電話をしていました。
ご契約をお預かりするのに必死なのだろう。
すごく丁寧な言葉で、
下手にでるような話し口調だった。
十数分で電話はことなく終わり、
商談は順調だったのか、
次は会社へ報告の電話を入れていました。
先程までは、非常に丁寧な対応だった
サラリーマンは、すごく乱暴で汚い言葉で
会社に報告していました。
何かのご契約をお預かりする仕事をする時、
お客さんは、人でサービスを手にしていると
僕は思っています。
その視点で見た時、
あのサラリーマンはどっちが本物で、
どっちが偽物だったのだろうか、、、。
きっと、会社に電話で報告していた時の
サラリーマンが本物。
偽物の自分でサービスを提供したこと、
それはウソをついてるのと変わらない。
その時、シンプルに僕が感じたのが、
こんな人間になりたくないってこと。
自分の人柄、人間性を知って、
それを気に入り、何かを期待して、
信じて託してほしい。
だから、自分にも、お客さんにも、
いつも紳士的でいないといけない。
更に、表裏をなくすには、お客さんがいない
場所でも、紳士な振舞いをする必要がある。
自分に都合の良い時だけ下手に出て、
丁寧に振る舞う。
ご契約をお預かりできたら、
全く別人のように乱暴で汚い言葉を使う。
仕事人としてではなく、人として、生き方として、
死んでもそんな風にはなりたくない。
例えば、お客さんを数字で見たら、
良いお客さんと悪いお客さんの違いって、
どうなるだろう、、、。
たくさんのお金を支払ってくれるお客さんは、
良いお客さん?
少ないお金しか支払ってくれないお客さんは、
良くない(悪い)お客さん?
・・・絶対にそんなことはない。
僕らは何の為に仕事をしてるんだろう?
そこには、たくさんの答えがある。
きっと人として、
成長するためのひとつの手段が仕事なはず。
人として、大切に思える人に
貢献するためのひとつの手段が仕事なはず。
その視点で見た時、良いお客さんとは、
自分を成長させてくれるお客さん。
貢献させてくれるお客さんなはず。
お客さんも成長し、自分も成長できる関係性。
信頼の積み重ね、貢献の積み重ね、
そして、売上という責任をお預かりしている。
偽物の自分でサービスを提供したこと、
それはウソをついてるのと変わらない。
だから、僕は人対人でお客さんと付き合いたい。
人間的な魅力を感じていただき、
信じて託してほしい。
そのためにも、自分には人としての魅力を磨く
責任が存在する。
自分へもお客さんへも、紳士に向き合う
責任が存在する。
noblesse oblige=ノブレス・オブリージュ
すごく好きな言葉だ。
地位の高さや、所得の高さ、
自分の豊かさを望むんじゃない。
責任ある仕事を望むこと。
責任ある仕事とは、成長の積み重ねであり、
信頼の積み重ねだから。
高貴なるものは義務(責任)を負う。
この言葉を今日も胸に刻み、
今在ることに感謝して、
目の前のお客さんに紳士に向き合いたい。