朝の9:00、必要物資(保冷剤や発泡スチロール箱)をツキノワグマ号に積んで
イバの実家を出発。
常磐道でトイレ休憩、磐越道でお昼休憩(阿武隈高原SAがちょうどお昼時間)、
東北道~東北中央道のルートを進めばもう米沢はすぐそこです。
高速の道路脇に猿いたわw 🐒
米沢中央ICで降りて、まずは挨拶代わりに米沢 道の駅にお立ち寄り。
ここではまだ買いません、下見・物色です。
あとはもうナビ子ちゃんの指示どおりに山の方へ車を走らせれば、
15:30頃にはもう白布温泉に到着です。
近い近い。
いつものお宿、お世話になりまーす。
これで3度目の宿泊、姉に至っては4度目(5月に宿泊)
私より来てるじゃんw
~公式HP~
湯滝の宿西屋は、正和元年(西暦1312年)白布温泉開湯後ほどなくして創業したと伝えられています。以来700年以上にわたり、西吾妻山の自然と共に細々と時を
歩み続けている茅葺母屋の古宿です。ご覧の通り、当館には今時の華やかなもの、
便利で特別なものはほぼありません。
とても歴史あるお宿なのです。
例の、直江兼続(愛の人)が江戸幕府始まった頃、秘密裏に戦の準備を進めるため
堺州和泉(現在の大阪府)から呼び寄せた鍛治職人たちに白布温泉で鉄砲を
作らせたんだって。
上杉藩の命により、西屋の先祖が職人の寝食の世話を引き受けたんだってさ。
直江、マジで家康キライなのなw
西屋は本館が築約100年以上、最古の湯滝風呂は築300年以上が経過しております。
水回りはじめ、今の住宅環境なら当たり前にあるような快適な設備は付いていません。
人の気配や廊下を歩く音が軋み聞こえ、お風呂も時を止めたかのような質素な造りのままです。
一度失われたら二度と再建が叶わない特殊な建物のため、館内敷地内は完全禁煙、
貸し切りの場合を除いて宴会の類を一切おことわりとさせて頂いております。
勝手知ったる建物内部、緊張感もなくもはやテリトリー感。
宿全体がとにかく木の温もりに溢れています。
歩くとギシギシ鳴るこの木造がとても落ち着くのです。
予約したのはいつもと同じ、フロントから最も遠く最も高台に位置する離れ部屋。
いくつもの階段を上らなければなりませんが、それもまた良き。
エレベーターなんて無いっすよ。
古い宿だもん。
畳、落ち着く~。
おや、今回は布団のセットなしか。
お夕飯の時に敷きに来てくれるのかな。
ちなみに小学生以下の子供の受け入れ不可。
そしてバリアフリー非対応。
足腰が丈夫で、日常に疲れて静かに過ごしたいオトナ向けのお宿です。
このお宿の良いところは、何たらリゾートと違って
とにかくダメ人間になれるところです。
リラックスとかって次元じゃありません。
全ての責任を放り投げ、見た目も色気も全て捨てた、残念な人間になれるのです。
ここではそれが許されるのです。
たまにはダメ人間になったってイイジャナイ。
普段気を張ってるんだからさ。
部屋に到着したらすぐ着替え。
ダメ人間の正装、それはジャージ。
ジャージ最強。
浴衣だなんて色っぽいことしません、ランT&ジャージで手足を投げ出します。
あぁ~~~~~疲れたぁあ~~~~
もう何もしたくね~~~~~~ぇ
色んなことがどうでもよ~~~~~ぉ
姉、先に温泉入ってきて良いよ。
私ゃ運転疲れたから、もう少し休憩してから。
大の字で瞑想。
デジタル音がしない、機械音がしない。
車の音もしない。
聞こえるのはミンミンゼミの声。
いいわぁ。。。
落ち着くわぁ。。。
な~んもしたくない、聞きたくない、TVすら付けたくない。
スマホ見る気も起きない。
何もアピールする気も起きない、いろんな繋がりを遮断したい。
廃人が1人、シャットダウンしている。
そういう過ごし方。
お夕食は18:00、その前に疲れるほど長風呂しました~。
食事篇、温泉篇は別記事で。
夜の西屋
良き
母屋の囲炉裏
素敵
館内がとにかく静か。
木造の軋む音と、近くを流れる清流の音、流れ落ちる湯滝の音だけ。
普段PC機材に囲まれてビリビリしている身体が浄化されるよう。
本当にこの宿、癒されるわぁ~ (*´д`)
ここに来れば頭痛と胃痛が治まるのです。
早朝のお山と空。
空気が清々しい。
早起きも苦じゃない。
~山形・福島の国立公園~
白布温泉はここ
羽黒山の五重塔、来年の旅行先に計画中。
ほんと、やめて欲しい。
この緑一面の山肌に無機質で情緒のない四角いコンクリの建物が建てられ、
外国語が溢れると思うと。。。
私の心の拠り所を奪わないで。
白猿の生息地を奪わないで。
To Be Continue...