あなたはまだ知らない、イバの魅力、イバの魔力、イバの本性、
イバの幻の究極グルメを。

 

バラ色輝く はかなく美しき 幻の都・イバ 赤薔薇

 

心の清らかな者しか辿り着けない桃源郷<シャングリラ>として
人々が夢に描き、恋焦がれ、追い求めた地・イバには、

決して手を出してはならない禁断の超絶罪悪黒魔術フードがある。

 

その名も

 

ど ぶ 汁

 

デタ!! (;゚Д゚;)
 

まめクロさんのブログに度々登場する呪いの単語!

 

どぶ汁、それはイバ人ですら滅多に口にしない、口にするのを躊躇う、

呪われし悪魔の食べ物の名称!

 

恐ろしい… 恐ろしい… ガーンゲッソリガーン

 

 

 

アンコウ!

 

「東のあんこう、西のフグ」と並び称される、茨城県を代表する冬の味覚あんこう。
茨城は国内有数のあんこうの産地であり、県内には、あんこう鍋の食べられる
お店・宿が数多くあります。

 

そう、イバの冬の味覚代表といえばご存じ、アンコウですよね。

冬になれば、大洗近辺の食事処ならどこでも気軽にアンコウ鍋を食べることが
出来ます。味付けや具材などはお店によってそれぞれ違いますが、
あっさりとした風味のものが多いようです。

温まりますね~美味しいですね~。

…と、そこら辺の観光客向けパフォーマンスアンコウ鍋で喜んでるのはビギナー。

(ΦωΦ) クックックッ。。。

 

心清き聖なるイバ人が年に一度、禁欲を解き、悪魔を受け入れ、悶え歓び、

そして燃え尽き、廃人と化す。
それこそがどぶ汁の真理。

ここからが真のアンコウ道、真のイバ道!

 

 

< どぶ汁 >

ぶつ切りにしたあんこうの部位と野菜からでた水分だけで調理され、
肝の風味と味噌だけで味付けされるため、とにかく濃厚

なのが特徴です。
たっぷりの肝を乾煎りしてから具材と味噌を入れるという調理法が
「どぶ汁」の基本で、一般的な「あんこう鍋」よりも強烈なコクや旨味
楽しめます。

 

 

深海から這い上がりし悪魔の使い・アンコウを残虐に切り刻み、地獄の業火で

魂の破片すらも跡形がなくなるほど煮込んだもの、これこそがどぶ汁である。

 

これぞ究極の悪魔鍋なのであーる!

(((|||゙゚''ω゚'')))


冬だけしか味わえない北茨城地域限定の激レア鍋。
アンコウ鍋の真骨頂。
 

ええもちろん、今年も行きましたよ。
これを食べずしてイバは語れない、イバの冬は終わらない。

実は熊本城マラソンの一週間前に行っていたのでしたw ニヤニヤ

 

 

今回は珍しいメンツだよ~。
姉夫婦と一緒だかんね。

姉の旦那、都内のアンコウのお店でしか食べたことないんだと(たぶん良い店)

そんなのは本当のアンコウ鍋とは言わないぜ (ΦωΦ)フフフ

 

真のアンコウ鍋は!
イバにあり!


ってことで3人、

あん肝パ~リィ in 大洗キラキラ

開催じゃーい! \(`Д´)/


去年と同じ店にリピートです。
1ヵ月も前に予約の電話を入れましたよ。

※イバのほとんどのお店は電話予約。ネット予約なんて概念はありません。
頑張ってイバ弁のお店とやり取りしてください。

 

1ヵ月も前に電話したってのにビックリよ。

 

お昼がことごとく予約で満席

 

Σ(゚Д゚)

ええぇえぇぇえええ~~~~~!?
ウソでしょおおおおぉお~~~!?


どぶ汁で予約一杯って!!ガーン

そりゃ座席数の少ない小さいお店だけどさぁ!
まだそこまで世間に知れ渡ってないでしょうに!
イバ人ですら知る人が少ない秘蔵の悪魔グルメだぞ!?
 

曰く、団体さんの予約が入っちゃってるんだと。

団体!? Σ(・ω・)

徒党を組んでどぶ汁食べに来るの!?
なんて恐ろしい事を!あせる

 

え、もしかして「茨城デスティネーションキャンペーン」の弊害!?

※ デスティネーションキャンペーン
JRグループ6社(JR北海道・JR東日本・JR東海・JR西日本・JR四国・JR九州)と地域(県・市町村・
地域観光事業者等)が一体となって行う国内最大規模の観光キャンペーンのこと。


「茨城 冬の味覚を堪能しようツアー」とかやっちゃってたりするの!?

電話した時もさ、なんかテンヤワンヤで忙しい時だったらしくて、時間を
改めてかけ直したもんね。
イバにはシステム化された大きな店舗がなく、個人経営が多いので大変なのです。
(単純に私がそういうお店に行かないだけ)

 

かろうじて予約を取れたのが夜の時間帯よ。

う~ん、ほんとはお昼時が良かったのだけど。

そうは言ってもこれを逃したら次いつ食べられるか分からない、
なんといってもアンコウは冬期限定、しかも美味しい時期は12~2月

実はもうアンコウの季節が終わろうとしているんです。

 

時間を選んでいる余裕は無いのです!ダッシュ

しょうがない、夜の時間帯でも構わないので空いてる日時で

どぶ汁コースを3人前で予約お願いしたのですが。

お店の方から
 

「ひとまずコースじゃなくセットの予約にさせてほしい」

えっ!?セットのほう!? Σ(゚ω゚)

どぶ汁セット…どぶ汁・雑炊
どぶ汁コース…どぶ汁・雑炊・あん肝・アンコウ唐揚げ

そりゃセットでもどぶ汁は食べられるけど…

 

なんでも?アンコウの漁獲量が減っていて?その日の分を確保できるかどうか
保証できない、と。

なな、なんですとー!!! (;゚Д゚;)

ここ近年の気候変動のせいか、底引き網にかかるアンコウの水揚げ量が減っている

のだとか!それも全国的に!

なんという事でしょう!ガーン

このままではアンコウが今よりさらに高級食材になってしまう!
イバの冬の名物が1つ消滅してしまう!

お鍋分のアンコウはなんとか確保し、入荷できたらコースで用意するとは

言ってましたが…。
 

そうはいっても自然には逆らえません、この日アンコウがまったく獲れなかった、
冷凍アンコウで作る普通のアンコウ鍋を提供、なんて事もあるかもしれない。

えー!それは困る!あせる

当日、不安な気持ちを抱えたままお店に向かいましたよ。

あのぉ~… アンコウ、コースで大丈夫でしたか…?

「確保できました!ご心配をおかけしました!」

よ、良かったぁーッ!キラキラ

も~ヤキモキしたよ~ (;´Д`)

どうやら電話予約した日のあたりでちょうど水揚げが減っていたんだって。

何だろう?
何が原因なんだろう??
 

 

お座敷に通されると、すでに3人分がセッティングされておりました。

他のテーブルもどぶ汁狂いのお客さん達が前のめりで待ちわびています。

 

一年ぶりに悪魔降臨の儀式、開幕です。

 

 

 

オレンジ色のグロいやつ、悪魔に捧げる臓物

 

すり鉢で生のあん肝をすり潰します。

 

どぶ汁の基本。

新鮮な生のあん肝、ここがポイント \(・ω・´)

 

冷凍のあん肝では出来ないそうです。
あんこうの旬は11~3月なので、もしそれ以外の季節に提供しているようなら
それは冷凍モノ。

 

だから事前予約が必要なのです。

 

筋が無くなるまで、手を休めることなく徹底的にすり潰します。

はい、義兄に任せた。
その為に連れてきたんだから。
 

 

あんこうは身、皮、水袋(胃)、キモ(肝臓)、ヌノ(卵巣、えら、トモ(ヒレ)が
食用部位となっており、「あんこうの七つ道具」と呼ばれ、骨とあご、眼球以外は
余すところなく食べられます。

 

トロトロになるまですり潰します。

準備OK。
その先はお店の方の出番。

 

 

 

すり潰したあん肝を鍋で煎ります。

 

お店によって作り方が違うようで、別のお店では肝をすり潰さずにそのまま
長時間煎って風味を出す調理法でした。

お店をハシゴして食べ比べてみたいなぁ。
 

健康診断の数値がどうなるかわからんけどw ニヤニヤ

 

 

 

味噌を混ぜてさらに煎ります。

どぶ汁の主な調味料はあん肝と味噌。
この2つです。
 

お出汁は入れません。

アンコウと野菜からでる水分だけで煮るのがどぶ汁の最大の特徴です。

 

だから濃い~ぃのです!あせる

 

最近は“どぶ汁風”とかいうなんちゃって鍋も出回ってますが、それは味噌ベースに

ちょっとあん肝多めに入れただけのバッタモンですよ、騙されないで。

 

あん肝入れれば良いってもんじゃない。

 

そもそもが船上の漁師鍋なので出汁がないから(水が貴重)こんな調理法なわけで。

 

焦げ付かないよう、よ~く混ぜながら煎ります。

磯の香りがプァ~ンと漂い始めたら…

 

 

 

アンコウの身と大根を投入!

ポイポイポイポイ☆

 

よ~く混ぜて絡めて火を通します。

 

少量のお酒&お醤油を入れて味を調えたら、アンコウの身に火が通って

水分が出るまで煮ます。

 

手間がかかる~ (;´Д`)

 

この鍋は効率もコストも良くないのでイバでも提供しているお店自体が少ない

という、とにかく料理人泣かせの幻の鍋キラキラなのです。

 

煮ている間に、

 

 

 

あん肝 パクッ☆

美ン味ぁぁああああ!!!キラキラ (*≧∀≦*)

 

ねっっっとり濃厚!キラキラ

トロ~~~ッとクリーミー!キラキラ

そして口いっぱいに広がる磯の香り!キラキラ

ここで出される共酢(肝+酢味噌)がまた絶品でして。
チビチビ舐めながら酒が飲める勢い!

 

※あん肝ってポン酢で食べるのが一般的?

 

姉夫婦は冷酒を飲み始めましたよ。


私は運転があるのでグッと我慢の子。
別にいいモン (・エ・)
 

 

火が通りました、大根も沁み沁みです。

残りの野菜を入れましょう。

 

 

 

あん肝にはプリン体も豊富です。プリン体を摂取すると、体内で代謝されて「尿酸」

という物質に変化します。血中の尿酸値が高い状態が続くと、尿酸が結晶化して関節に

たまり炎症を引き起こしますが、これがいわゆる「痛風」という病気なのです。
痛風は主に足の指など足の関節に発症しやすく、炎症を起こすと激しい痛みを引き起こし

ます。プリン体を豊富に含むあん肝を過剰に摂取すると、痛風になる可能性が高まるの

です。すでに持病で痛風を持っている方はもちろん、健康診断などで血中の尿酸値を

注意されている方は、食べ過ぎに注意してください。

 

あん肝を過剰に摂取すると、痛風になる可能性が高まる

 

不都合な事実は野菜で蓋をする。

 

野菜が入ればプリン体もプラマイゼロ。
罪悪感もゼロ。

 

 

 

デーモン鍋、ここに完成!


色、悪っ!w 滝汗


そう、どぶ汁とは

決してインスタ映えしない、SNS厨泣かせの悪魔鍋

なのです。

 

年に一度のどぶ汁、早速いっただっきま~す☆ (-人-)

 

 

( ゚~゚) モグモグ

 

(((;゙゚''ω゚'')))

 

 

どらクソ美味ぇえええええ!!!!キラキラ

おおおおぉお。。。 (**՞ਊ՞*)

 

旨 ッ !!
濃 ッ !!

 

あんこうの身、プルップル!キラキラ
スープ、まっっったり濃厚!キラキラ

 

濃いウマ!!!

 

魚臭さ一切なし!潰した肝の旨味のみ!

濃厚かつ強烈なコクと旨味!

 

アンコウの身と肝からにじみ出た旨味と脂が凝縮されている!

 

濃い~~~ぃ!ウんマまママ~~~ッ!!キラキラ

 

上品、繊細とはまったく真逆!

控えめさ一切無し!

優しさなんかこの世から消えた!


なんという暴力的な旨さなんだ!

口の中がマッドマックス!

 

あはは。。。 あはあはははは。。。酔っ払い

 

理性崩壊。

旨いYO!旨すぎだYO!!キラキラ

 

3人とも黄泉の餓鬼の如く一心不乱に貪り喰ってたら、

唐揚げと雑炊の写真を撮るの忘れてた…なんてこったい。。。 _| ̄|○


唐揚げは、白身とあん肝の2種類が揚げたてで提供されるのですよ。
 

このあん肝の唐揚げが、サクッ☆ネットォ~~リで超絶美味しくてですねキラキラ

 

あん肝を過剰に摂取すると、痛風になる可能性が高まる

 

知ったこっちゃねーw

 

そして雑炊に至ってはもう、色んなことがどーでも良くなって

笑いが止まんなくなるよねw 笑い泣き アーハハハハハ

 

態度が悪くなるほど、お上品とは相反する悪魔的な美味さなのです。

 

他のテーブルのお客さん達もトランス状態でしたよ。

なんか非合法な成分でも入ってるんじゃなかろうか…?

 

 

悪魔の宴が終りました。。。

身の欠片、汁一滴残らず食べ尽くしました。

 

プリン体が体の中を駆け巡っていくのが分かります。

きっと何らかの数値が上昇してます。

とても悪い行いをした気がします。。。

ああ…神よ、お許しください。。。十字架

 

せめてもの救いは酒を飲まなかったこと。

 

どぶ汁×あん肝×唐揚げ×酒= 救いようのない廃人!

 

転落人生を歩むところでした。

(他2人は知らん!)

 

 

帰りの車内で「手が臭い、生臭い」と義兄。

そうなるのを見越してすり潰し役を任命したのだよwww ニヒヒ
 

 

 

 

どぶ汁を一度食べると、虜になってしまうのです。
 

言葉では伝えきれないです、とにかく実際に大洗に来て見て食べて!
どぶ汁の魔力に取り憑かれてみて!

 

早く来ないと、将来アンコウが絶滅危惧の魚になって食べられなくなる

かもしれませんよ~。

 

 

イバは天国/地獄が表裏一体の、強烈に美味い物がいっぱい。

 

「イバに行ってみたいのにどう楽しめばいいのか分からない」って人は

まめクロまでご一報ください。

 

インスタ映え・お洒落とは無縁のものばかりですが、見た目で誤魔化さない
本当に美味しいグルメキラキラを知っています。

 

その季節に合ったイバのグルメと観光スポットをご案内してさしあげます。

 

水戸黄門漫遊マラソンとセットで是非おいでませ、イ・バ☆ ( ゝω・)b

 

 

ちなみにこのどぶ汁コース、最後に残るは

 

食傷気味!!滝汗

イバにお越しの際には、胃を強化して入国してください。