啐啄同時啐啄同時(そったくどうじ) 機を得て両者相応ずる得がたい好機(「碧厳録」第十六則) ちょうど、鳥が卵がかえるとき、雛が内から、吸ったりついたりするのを啐といい、親鳥が外からつくのを啄といいます。 修行者の機の熟したのを見て、師家(禅の真髄をきわめて修行僧を指導する高僧)が、さとりの動機を与えるのをいいます。 親と雛との啐と啄が少しでもズレたら生命は継承されません。きわめてデリケートであるから「啐啄之機」ともいいます。